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おとぎばなしの手紙〈十四通目〉ガラスの雪

ガラスの雪

 ガラスに雪が音もなくぶつかったあと、あんなつるつるの面に掴まることができるのは、じつは雪には目に見えないくらい小さな手足があるからでないと説明がつきません。それに、あったとしても、ガラスは崖よりもまっすぐなのですから、相当の根性がなくては、そこにはいられないはずです。

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おとぎばなしの世界でみつけた、たのしいおはなしや、めずらしいおはなしを手紙にかいて、つむじかぜゆうびんで送ります。つむじかぜゆうびんはいいかげんなので、いつ届くかわかりません。渡り鳥の切手の代金をいただきます。

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