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おとぎばなしの手紙〈二通目〉星空のひみつ

星空のひみつ

 空が海とおなじように、そこにいっぱいの水をたたえているということを発見したえらいモリブデン博士は、狂人として捕らえられ、ついには獄門のにあったということは教科書で習いましたが、そのモリブデン博士が水虫であったということは、あまりしられていません。

 もちろん、そのあとの時代になって、モリブデン先生のいうことが正解だったと確められたわけですが、それでも、モリブデン博士が水虫であったということは、あまりしられていません。

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おとぎばなしの世界でみつけた、たのしいおはなしや、めずらしいおはなしを手紙にかいて、つむじかぜゆうびんで送ります。つむじかぜゆうびんはいいかげんなので、いつ届くかわかりません。渡り鳥の切手の代金をいただきます。

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