小説に描いた最強の好好爺にして最恐の神「シエル」という人物像
神と人間とのかかわりをテーマに構想して書いたキャラクター小説「宇宙神エマ」に当初から登場したキャラクターでした。
始めはただの脇役だったのですが、段々と存在感を感じるようになります。
神に仕える者として、地球に最も深く関わった神なので、当然の流れだったかも知れません。
地球の生活に深く興味を持ち、楽しんでいる様子を描き、そんな中に神に対する愛情と問題意識が見え隠れします。
これから本編をお読みになる方にとっては、ネタバレが含まれますが、それよりもこの人物が持つ魅力を描くことの方が重要だと思いました。
シエルは初めからずっとストーリーのカギになるキャラクターになりました。
作者にとっては成り行きでしたが、出来上がってみると必然だった気がします。
最強の神だけど、能力に片寄りがあって、失敗もたくさんする。
そんなイメージです。
【あらすじ】
中山史郎はネット通販会社Amazenの車の営業部門で営業マンをしている。営業成績が上がらない史郎はある日、浦野課長の命令でムラマサ=シエルという伝説の実業家を訪ねる。だがシエルの指導は意外なものだった。
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