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京都観光「京都文化博物館」京都市中京区


京都の歴史と文化の紹介を目的とし平安建都1200年記念事業として創立された京都文化博物館へ行って参りました。

通称はぶんぱく、正式名称は京都府京都文化博物館。小中学生の頃に何度も訪れた思い出の場所で十数年ぶりになります。最後に行ったのは2011年リニューアル直前で別館は工事中で入れず終い。この記憶だけははっきりと覚えていました。他に何か思い出すかもしれないと旅の行程に組み入れました。



『京の歴史』『京のまつり』
エリア


京都検定で勉強したところの復習といいますか、京都の歴史を再確認することが出来ました。京都が好きな方や京都を知りたい方はここだけでも入場料以上の価値があると思います。



『京の至宝と文化』
エリア


小見出しの2つは期間限定イベントです。京都のよりディープな文化面が展示されているエリアでした。



池大雅と玉瀾(公式サイト


池大雅という方をご存知でしょうか。

京都検定で例えるなら2級レベル、大学受験の日本史だとけっこう難しいほうに入るのではないでしょうか。正直に申すと私はここで初めて池大雅を知りました。昔から芸術史を覚えるのが苦手でして。夫婦共に有名な歴史人といえば与謝野鉄幹・与謝野晶子ですが先人がいたのですね。江戸時代の女性で歴史に名を残したのは、和宮を始めとした皇室・幕府関連がほとんどでしょうか。

池玉瀾は「18世紀の日本女性が画家であることは非常にまれだった」と海外で評価されているそうです。近年日本でも女性の社会進出が目覚ましいですが、大田垣蓮月など江戸時代からその兆しはあったんですよね。玉瀾と大田垣蓮月は共に時代祭の江戸時代婦人列に列せられています。


「ドナルド・キーン生誕100年記念」
ドナルド・キーンと
画家・井澤元一(公式サイト


今回博物館で一番強く印象に残ったのがドナルド・キーンさん。

彼のライフワークに感銘を受けました。恥ずかしながら全然知らなくて。こんなにも日本を愛してくれる方だったんですね。真の愛国者であり戦争を知る平和主義者といったところでしょうか。私は館内で上映されている映像を最後まで鑑賞する派なのですが、ドナルド・キーンさんのドキュメンタリー映像はとても素晴らしいものでした。


こちらがその映像となります。

博物館の映像が家でも見られるのは嬉しい限りです。高額報酬を求めて日本の学者が海外へどんどん流出しているというニュースを最近聞くことがあります。日本文学を愛し日本国籍を取得したドナルド・キーンさん。彼の生き方を見習う点はたくさんあります。今こそ日本の魅力を日本人自ら世界に発信していく時期なのかもしれませんね。


変な表現になってしまいますが記憶は結局取り戻せませんでした。

おそらく小さい頃に行っていたのは、今回見学した2階ではなく3階だったのではと。以上です。



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あとがき


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