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余寒の京都旅「剣神社」2.トビウオ絵馬と子ども守護


『光る君へ』第8回”招かざる者”を観ました。

道兼が殺人を犯すほど傍若無人だったのは父の暴力が原因の家庭環境によるものだったのね。両腕のあざを見た時の第一印象です。最後まで見終わったあとふと一つの疑問が浮かび上がりました。


なんで道兼は為時に近づいたの?


"病気"も"折檻"も「兼家の演技だった」と仮定するならば…。道兼が為時の家へ赴き酒宴を開いたのはまひろの母を殺した贖罪のためでも、下位の身分に優しくなったからでもなく花山天皇側に寝返った為時の動向と真意を探るため。"両腕のあざ"は為時の後任となったスパイ道兼がわざとつけたもので、同情を誘い花山天皇の懐に飛び込むため。右大臣の謀略であったと仮定すると全ての辻褄が見事に合うんですよね。まぁ大河ドラマってミステリー小説ではなくエンターテインメントなので、副題に沿うように為時の家へ道兼を訪問させたかったという単純なご都合主義の可能性ももちろんあります。どちらにせよ考察捗る第8回でした。

ちなみに私が一番印象に残ったのは道兼が帰った後の父娘シーンになります。

「母を殺した道兼を許せない。でも自分の気持ちをあの男に振り回されるのはもう嫌。」

まひろのセリフの要約

復讐心って本当に厄介なもので憎めば憎むほど憎んでいる相手のことで心が一杯になってしまう。復讐ほど矛盾に満ちたものはありません。復讐を忘れて幸せの道を歩くことが死んだ人の望みでもあり真の復讐なのかなって。

ドラマの話はこのくらいにして旅の続きに行きますね。


見事な装飾が施されているこちらの建物は拝殿です。

中世は泉涌寺の守り神として、現在は今熊野地域の産土神として信仰されてきました。


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