秋祭り日和と京都旅「伊佐家住宅の浜上津屋を散策」
大河ドラマ"光る君へ"第43回「輝きののちに」観ました。
この日の視聴率10.3%で4週ぶりに2ケタになったそうです。これは『黒光りの君』こと藤原実資さまご活躍によるものなのでしょうか。実資の存在感はやはり抜群ですね。道長との対決は視聴者のわたしも圧倒されました。藤原斉信ことはんにゃ金田さんがユーチューブで裏話をされていてどうやらあのシーン撮影スゴく大変だったんですって。なるほど、だから迫真の演技がみれたんですね。第42回では子どもをあやす場面がありました。ギャップ萌えですよ。他のドラマでも秋山竜次さんを拝見したいものです。
第43回は一話挟んだかのような劇的な変化がございましたね。
清少納言の恨みはいつの間にか消失し、藤原道長は三条天皇に譲位を進言するほどに元気を取り戻していました。そんな中、賢子の初恋相手の双寿丸は太宰府に向かう藤原隆家に従う平為賢のお供として都を離れることになります。これは遠くの国へ行きたいと願った道長とまひろのセルフオマージュってな感じで、双寿丸は賢子との駆け落ちを選びませんでした。たぶん武士として名を挙げることが彼にとっての一番の優先順位だったのでしょう。さて目の治療をしに太宰府へ下る隆家。宋の優秀な医者の助手がまさかの周明だったらかなりの胸熱展開ですよ。なにはともあれ太宰府シーンどう描かれるか今から楽しみです。
『男ってなんか泣いていい場所じゃないと泣けないんでしょ?』『たぶん女の胸の中だった気がする。』『惚れた女の胸で男は泣いてもいい!お嬢が言ってた!』(Re:ゼロから始める異世界生活 第53話より)
私の胸で泣きなさいというセリフを聞いて咄嗟にリゼロ3期の名場面を思い出しました。親しい人の胸で泣くって人それぞれのドラマがあるわけですよ。私は賢子の号泣を期待してワクワクしていました。結果は皆様御存知の通り見事に裏切られましたよ。しかしあの素っ気ない素振りも愛情表現のひとつなんですよね。二人の間には笑顔があふれていました。愛に打ち砕かれたときに救ってくれるのはやっぱり愛なんです。母娘のシーンにほっこりした私です。
それでは旅の続きに参りたいと思います。
前回は初めての上津屋流れ橋を歩きました。今回は江戸時代に幕府領の庄屋を務めた伊佐家の住居を見に行きます。
ちなみに私が不合格となった京都検定第21回二級試験にて『伊佐家住宅』を答える設問がありました。
茅葺屋根と赤い壁が特徴の重要文化財に指定されている住宅になります。
バス通り沿いの歩道を歩きます。
のどかでそよ風か心地いい。
こちらは真宗本願寺派の善照寺さんになります。
いわゆる西本願寺派ですね。さて皆様お気づきでしょうか。
桃の瓦がありました。
実は意図的に撮ったものではなくてたまたま映り込んでいました。色々調べ物をしているときにGoogleのクチコミをみて気づきました。桃は中国の昔話で仙人や神様がよく食べていますよね。不老長寿や邪気払いの力を持つと言われています。カワイイ🍑
「阿弥陀如来に今日も救われ守られました。」
意訳するとこんな感じでしょうか。帰命無量は親鸞聖人『正信念仏偈』最初の書き出しの言葉になります。
10代の頃はこのような考えはまったく理解できませんでした。死を感じる暇がないくらい元気が有り余っていましたからね。
歳を取ると死への恐怖を、見えないモノに縋ることの心地よさを感じます。生まれた時は母と一緒だったのに死ぬ時は必ず一人。愛する人が傍で寄り添ってくれるとは限りません。だから死に際になると皆神仏にすがりたくなるのです。まさに信じる者は救われるですね。
二つ目の目的地に到着しました。
想像していたよりすごいお家だ。全国各地に古い住宅はたくさんありますけれどもこれほどスゴイのはそうありません。
伊佐家といえば石田神社の駒札に名が書かれていましたね。伊佐政微が神社に和算問題の算額を奉納していました。
たしかに周囲を見渡してみると石垣や堀の跡が見られます。木津川の水を引き込んでいたのでしょうか。蔵が襲われないように厳重に防備を固めていたのでしょうね。伏見についても書かれていますが、実はこのあと向かうのが伏見桃山になります。赤壁の原料が桃山にあったことを解説をみてはじめて知りました。そういえば京都の歴史を紐解くと赤土の話が時々出てきます。土壌はブラタモリのタモリさんが得意とする分野だったのを思い出しました。
赤壁を見るためには四季彩館での事前予約が必要で10名以上の見学者と見学料金300円が必要になります。
しかしインターネットで調べてみたところ、2024年9月より約二年間の工事のため見学不可となっていました。ムリだとわかってはいたけれどそもそもダメだったんですね。
八幡市の観光ガイドに載っていて上津屋流れ橋の近くにある重要文化財だったので一度目にしたいと思っていました。
解説にかかれているとおりの分厚い茅葺きにとっても驚きました。公道からのチラリ見程度でしたが私的には大満足です。
さっき横を通ったはずなのになぜ気づかなかったんだろ。
先ほどご紹介した善照寺さんの大木です。そういえばお寺も御神木と呼んでいいのでしょうか。お坊さんや神主さんの知り合いがいない私。こういうときいつも困ります。
行きは『上津屋流れ橋』を利用しました。帰りはこちらの『浜上津屋』バス停留所で石清水八幡宮駅に向かいます。当時違和感があって帰ってから調べてみると『浜上津屋』のほうが流れ橋に近いことが判明しました。今から話すことは私の憶測になります。
おそらく四季彩館に立ち寄ってもらいたくて少し遠いけど『上津屋流れ橋』という停留所名を付けたのでしょう。まぁおかげで伝統ある石田神社の参拝ができましたので全然文句ないんですけどね。遠回りも旅の楽しさです。
時刻表はこんな感じ。
以前にもお話したように計画的に動かないと一時間近くここで待たされることになるので注意が必要です。
先にコミュニティバスが到着しました。
衆院選前の時期だったので公営掲示場が立てられていました。
京阪バスが到着したので乗り込みます。
前の席に座りました。
終点まで乗るので最後尾でもよかったんですけどね。たまにはということで。
石清水八幡宮駅に到着しました。空は相変わらず雲一つない清々しい天気。以上です。
ここでお知らせです。京都検定の試験が一ヶ月を切りましたので試験当日までの更新頻度がもしかしたら少なくなるかも知れません。皆様にいい報告ができるよう精一杯受験勉強がんばります。それじゃまたね。
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追記
『テレビドラマ感想文』応募作品の中で、スキの週間一位を獲得しました。皆様ありがとうございます。感謝!!