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【hint.45】「やさしい」って、やっぱりとても大事だと思うのです
おはようございます。東京・吉祥寺を拠点として活動している、山田 鷹(やまだ たか)です。
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最近、かなりキツキツで頭を使っていたので、リフレッシュしようと、積読状態になっている本の中から一冊、ピンとくるものを選んで、昨日は出かけました。
そしたらその本にはまた、素敵な表現がいっぱいで。
まだ最初のほんの数ページしか読んでいませんが、僕の知的好奇心がビシビシと刺激されてしまいました。
自分がそういった存在になったと想像し、その視点から世界を見てみることは、私にとっての一種の「変身」でした。(中略)
それはいわば、四本脚の椅子と三本脚の椅子の違いのようなものです。(中略)
変身するとは、そうした視覚抜きのバランスで世界を感じてみるということです。脚が一本ないという「欠如」ではなく、三本が作る「全体」を感じるということです。
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』の著者である、伊藤亜紗さんのこのような感性と表現力に、すっかりと引き込まれてしまいました。
そして何より、僕も同じような「変身」願望がとても強いということ。
また、感覚として、「全体」を感じてみたいというのもとてもよくわかる気がしています。
それはたとえば、旅行者としてある土地にいってみて感じるものではなくて、実際にその土地に生活者として住んでみて感じるものに興味がある、と、そんな感覚とも言えるのかもしれません。
「想像力を高める」ことは「共感する力」を高め、自分自身やまわりの人とのコミュニケーションを円滑にし、「協力」をする力を高めることに繋がると思っています。
「正しいけど、やさしくない」。この状態に陥ってしまわないためにも、とても重要なことだと思っています。
「強さ」としての「正しさ」も重要だけれども、「やさしい」って、やっぱりとても大事だと思うのです。
明日は、こういった価値観を大事にしたい人が、安心・安全に繋がっていける場としての「らいキチカフェ」の活動日です。
「人間関係」「コミュニケーション」について学べる本を課題図書とした読書会です。
すっかりリフレッシュもできたし(なんなら将来の課題図書候補も見つかってホクホクしているんだけど)、明日の読書会に向けての最終準備、今日も楽しんで頑張りたいと思いま〜す。