【hint.206】うん、いい夜だったなぁ
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そういえば、夜って好きだったなぁ。
昨晩はそんなことを思い出した夜だった。
仕事が急遽、一件キャンセルになったこともあり、昨日はお昼寝をいつもより長めにとってみた。
その結果、この「朝note」生活を始めた今年の4月後半から(もうすぐ200日!)習慣となっているおおよそ22時あたりを、ゆうに越した時間まで、昨夜は起きて過ごすことになったのだが、それがかなり久々の感覚で新鮮だった。
夜は静かだ。
住んでいるところによってはそうじゃないところもあるかもしれないけれど、僕のいま住んでいるあたりは、夜になると、人々のエネルギーがちゃんと小さくなって、とても静かでゆったりとした時間の流れになる。
昨日の僕にもこんなふうに感じさせた特徴が、内向的な性格から来るのか、HSP(Highly Sensitive Person)の側面から来るのか、夜の活動に適しているという表現になるのか、はたまたそれ以外のなにかタイミング的なものがその責任の大部分を担ったのかはよくわからないけれども、僕は夜のこういった雰囲気がとても好きだったことを思い出した。
いろいろなことに気が散って、その都度思いついたことに取りかかるんだけれども、そのそれぞれが締め切りに追われてヒイヒイしていることではなくて、でも「あぁ〜、そういやこれ放ったらかしになってたなぁ」ってものだったりして、突然積ん読になっていた本のひとくだりだけ読んでみたりとか、広げっぱなしになっていた書類をおもむろに断捨離してみたりとか、メモに書き出すのすら億劫で、頭の中に頑張って留めておいたものをバババッと書き出してみてスケジュール調整をしてみたりとか、そんなに大げさなことではないんだけども、一日のスケジュールをざっと確認した時には抜け落ちてしまいやすいものたちに次から次に取りかかれる、そんな小気味良い夜が僕はけっこう好きだった。
来週の読書会の準備もその合間合間で、肩肘張らずに、細切れのぎゅっとした集中力を持って取り組めたことも気持ちよかったなぁ。
おかげで、とてもいい発見もしました。
今回の読書会の活用書籍にしている↓の本。
たとえばこの本が原作本としたら、上の「TED×Kyoto2012」の10分ちょっとの動画は映画。
本の内容のエッセンスがぎゅっと詰まってとてもいい感じの映像になっている。
一方で、映画の原作本がそうであるように、今回の活用書籍としている本自体を読むことは、また違った、映像よりもゆっくりとした世界観で深く広く「自分を愛するということ」についてや、「『個人』から『分人』へ」「分人主義」というものについて考えを巡らせることのできるものになっているなぁと、今まさに本の方を読み込んでいて感じる。
うん、いい夜だったなぁ。
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