【hint.699】リキみが取れてくる
ただ、「そのモノ」に触れる時間を長くすればいい。
そう。とてもシンプルなことなのだ。
なにかの取り組みで、いい結果を出したい!と、どうしてもリキみが生まれやすいときには、「ただ、そのモノに触れる時間を過ごそう」とだけ決めて、たんたんと時間を重ねていくことがいい。
コントロールしやすいのは、「自分の行動」まで。
その先の「結果」までを、細かくコントロールすることは難しい。
できなくはないけれど、長い目でみるとやらない方がいい。
もちろん、「いい結果が出るであろう自分の行動」を探し、選択することは大切だ。
その選択肢を探し、実際に選択する、ということには、納得のいくまで取り組んだ方がいいと思う。
うん。そんなことはよくわかっている。
でも、「今はやっぱりいい結果が欲しいんだよ!」って瞬間は、人生にたくさん訪れる。
だから、いつの間にか「いい結果を出したい!」「いい結果を出すんだ!」「いい結果を出すにはここでこうする方がいいんだ!」と、だんだんと頭が忙しくなってくる。
違う違う。その気持ちはよ〜〜〜くわかるけれど、「いい結果」ってやっぱり、ただ付いてくるものでしかないのだよ。
「そのモノ」との時間を楽しく重ねられた先に、付いてくるものでしかないのだよ。
他の人がどんなことを言ってこようとも、「そのモノ」との時間を、自分自身が「あぁ〜楽しっ」ってなっていさえすればいいのだよ。
でも、実際には「あぁ〜楽しっ」って、心底思える時間ばかりでもないんだよね。
ん〜〜、この時間がなんとも難しい。
で、こんなときに役立つのが、「ただ、『そのモノ』に触れる時間を長くすればいい」という自分への言葉かけというわけだね。
「そのモノ」が「サッカーの試合」だったら、ボールに触れた状態で過ごしてみる
「そのモノ」が「文章を書く」だったら、過去の自分の投稿を整理してみる
「そのモノ」が「レシート整理」だったら、これまで整理したものを見返してみる
「そのモノ」が「昼食づくり」だったら、シンクの掃除をする とか、
「そのモノ」にまつわることをしながら、ただ単に時間を過ごしてみる。
そうしてると、本来の目的につながる手段が、自分のなかでいい感じで目的化されてきて、リキみが取れてくることがよくある。
本来の目的に、「あぁ〜、楽しっ」って感じで向き合えるようになるよ。
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