コラム19 リハ職とケアマネさん連携のための簡単な工夫
先日のオンライン研修会でも、リハ系事業所(通所リハや訪問リハ)に勤務している理学療法士や作業療法士、言語聴覚士さんとケアマネさんの連携について少し話した。
極端な言い方をすれば
マンツーマンで行うリハビリテーションのことだけを考えると、「患者さんーセラピスト」の関係がきちんとできていれば、多職種との連携がなくても、リハビリテーションはうまく進むことがある。
だけどそれが、セラピスト側から見て患者さんとうまくいっているだけのことであり、もっと広い視点からリハビリテーションをうまく進めるという点で考えると、他職種との関係性を無視したスタイルであると思うわけだ。
自分たちだけが患者さんのことを医療的立場からよくすることができる職業だと勘違いしているセラピストは、しばしば他職種との連携を軽視しがちで、患者さんとの関係性がよければそれでよいと考えていそうだ。
それは個人的都合としては良いと思うが、事業運営的に考えると困るよね。
患者さんからの評価が高いよりも、ケアマネジャーや他職種からの評価が高いセラピストがたくさんいる方が、新規ケースの紹介が多くなるからだ。
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