明太フランス
明太フランスが好きだ。
パン屋を見つけると思わず探しに入ってしまう。割とどのお店にも置いてあるのだが、夕方になると品切れになっていることが多い。
明太フランスとは、ざっくり言うと『パンに明太子を塗ったもの』である。お店によってだいぶ違う。100店舗あれば100通りの明太フランスがあると言ってもいい。
果たしてそれはフランスパンなのか?と思うほどコッペパンのような柔らかいパンが使われるお店もある。明太子がこぼれるくらい塗ってあるところもある。海苔がついていたり、バターが控えめだったり、ニンニクが効いているものもある。
まだ10種類ほどしか食べ比べたことがないのだが、私の好みは大体分かってきた。硬めのフランスパン、明太子の塩気、バターの量。私の求める明太フランスの条件を全部クリアしているものは、なかなか無い。
明太フランスを食べるときは、必ず丸かぶりする。フランスパンのバリバリな食感、小麦粉の味、磯の塩気が効いた明太子、生地の大きな気泡ともちもち感、バターの染み込んだしっとりとした部分。全てが一口目に全部揃うと、何も言うことない。幸せな気分になる。
冒頭でも言ったが、100店舗あれば100通りの明太フランスがある。出かけた先でパン屋を見かけたら、ぜひとも探して食べてほしい。
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