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音楽データマーケティング講座第二期終了して書籍出版へ。礒崎さんとの10年と「戦友」たちとの思い出

 今やヒット曲の指標として定着したBillboard Japanチャート。15年かけてこのランキングシステムを作り上げた礒崎さん入魂の講座「おんがくでーたマーケティング講座」第二期が終わり、レポートになっています。よくまとまっているので、是非、見てみてください。


 フライング気味の告知になりますが、これまでの講座の成果も受けて、 書籍の準備をしています。礒崎さんの熱い想いがこもった原稿が次々送られてきていて、監修者という立場の僕は、感慨深く、そして改めて勉強になっています。2月にリットーミュージックから出版を予定していますので、正式発表までもう少々お待ち下さい。


2014年のセミナー「MUSIC DISCOVERY」の思い出

 Gracenoteとビルボードに依頼されて、「MUSIC DISCOVERY」というテーマでモデレーターをやってから随分経つなと思って過去の記憶を探っていたら、こんな記事がありました。2014年2月ですね。懐かしいです。

 礒崎さんとゆっくりお話したのはこのと時が初めてだった気がします。登壇者は、blockFMを始めていたm-froTAKU君と、当時はまだユニバーサルミュージックのデジタル担当だった鈴木貴歩さんとSpotifyJapanがローンチする前の野本晶さんです。その後、日本の音楽界のDXに多大なる貢献をしていますね。

Twitter@nobiより

 ITジャーナリスト林信行さんが来てくれてたんですね。こんなTweetが見つかりました。さすが、目の付け所が早いです。

Instagram@yamabugより左から鈴木氏、礒崎氏、山口、TAKU氏、野本氏

 写真を見ると、皆さん少し若く感じますね。僕は太っているし、半端な無精ヒゲもイマイチだなと思いました(笑)

やっと始まった日本の音楽業界のDX

  あれからもうすぐ10年です。日本の音楽界のデジタル化の歴史は個々にありって感じがしますね。まあ時間かかりすぎとも思いつつ、随分進んだなとも思います。おそらくこの日に既に、この5人は、音楽のデジタル化のあるべき姿が見えていたと思います。3年位で実現するつもりで会話していた気がします。
 実際は、Spotifyの日本ローンチの大幅な遅れなど、様々な紆余曲折があって、コロナ禍も明けて、やっと日本の音楽界もデジタルに舵を切っています。レコード会社の経営者の皆様と今年話して感じました。3年くらい前までは「わかるけど、山口さん、そうは言ってもね、、、」だったのが、「デジタルとグローバルだよね、若いデジタル人材が欲しいから紹介して。それから、、、」という会話になりました。
 2023年が日本の音楽業界のDX元年だったのです。「なんじゃそりゃ?遅過ぎすぎるよ」と思いつつ、やっとここまで来たんだなと思います。この写真は、日本の音楽界DXの戦友の記念写真だなとも。

日本楽曲の海外のみでのチャートは日本人の意識を変える

 今年から始まった「Global Japan Songs Excl. Japan」というチャートは日本人アーティストとファンと、そして業界関係者の目を海外に向ける役割を担ってくれることでしょう。大注目の動きです。

 デジタル化が進むと、データ解析の重要性が圧倒的に高まります。そんな中で、音楽データマーケティングを掲げて、「礒崎メソッド」を世に広めることは意義がありますね。既に、主たる武器はAIとブロックチェーンという次の「戦場」が始まっていますが、そこに向かうためにも、DXとデータ解析をしっかりやっていくことが大前提です。
 
 エンタメビジネスは、「デジタルと(インバウンドを含む)グローバルが主戦場」(それ以外はオマケ)その先陣を切る音楽界はWeb3の実験場となると掲げて、スタートアップ育成、企業連携にしっかり取り組んでいきたいです。
<関連投稿>

野本晶さんの講座レポートです。

鈴木貴歩さんの記事を紹介してます。

TAKU TAKAHASHI☆との東洋経済での対談はこちら


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山口哲一:エンターテック✕起業
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