“彼女”の話
(可愛いイラストお借りします😌)
以前noteで、わたしに彼女がいたことを書いた。
少しだけ、そのこと。隠すことじゃないし、いまのわたしを構成する一部だから😌
一応書いておくと、わたしは生物学的にもジェンダーアイデンティティも女。
わたしに彼女がいたこと、“彼女”とお付き合いをしていたことを知る人は、noteを読んだ人だけ。多分彼女も誰にも言っていない。
なぜ?
そういう世の中だったから。
いまはいくらか理解のある世界だと感じる。自分の周りだけかもしれないが。
ただ、彼女と付き合っていた時には、そうは思わなかった。女の子同士で手を繋いでも『仲良しね』と思われる世界、男の子同士で手を繋いでいると『おやおや…』と好奇の目で見られる世界。
ヘテロで手を繋いでいても好奇の目で見る人は見るだろうし、同性で手を繋いでいても気にしない人はきっと気にしない。
でもわたしの目には、優しくない世界だなぁ、と映った。
しかしそんな世界が当たり前だったし、わたしも彼女も特に息苦しい思いはしなかった。たぶんそれは、“未来”が限られていたから。
わたしと彼女はきっと特に未来を望んでいなかった。その恋人期間に限りを設けたわけではなかったが、終わることはわかった上でのお付き合いだったんだと思う。
ただ恋人がほしかっただけ、ただ人肌恋しかっただけ、ただ条件が合っただけ、そんな理由で一緒にいたわけではない(そういう理由でのお付き合いを否定しているわけではない)。ちゃんとお互いに向き合ったし、お互いに良い恋人だったんだと思う。
今となっては全部わたしの主観でしかないから、「思う」でしかないんだけど…。
まぁ、かと言っていまさら彼女と付き合っていたことを、共通の友人や新しく関係を築いた友だちにわざわざ伝えるかと聞かれれば、答えは否だ。
だって、歴代の彼氏のことだって言わないでしょう?それと同じ😌
ちなみに両親にも言っていないが、聞いたことはある。
『わたしが彼女を連れてきたら』『兄が彼氏を連れてきたらどうか』
答えはこうだ。『好きな人なら別になんでもいいんじゃない?幸せならいいよ』
その時は誰とも付き合っていなかったし、実際に連れてこられたらどういった反応をするかわからないが、その言葉だけでも十分だと感じた。
誰も知らない、わたしと“彼女”の話。
詳しい話は、わたしと彼女の心の中だけできっと十分。