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ものが多いと気が散る

お片付けの本などでも取り上げられるネタ。
散らかっていると集中ができない…と言いますが、
具体的にはなぜ集中できないのでしょうか?

自分の生活の中で発生した現象から、実際のところなぜ集中できないかを分析していきます。

気が散る(集中できない)って?

「散らかっていると、脳が情報を処理するので気が散る」というような内容はちらほら見ます。
とはいえ、この表現だとイマイチどういうことかわかりません。
少なくとも、僕には堅苦しすぎてよくわからなかった…

気が散ったと自覚できたのは、下記の場面です。
・電話を取ったら何してたか忘れちゃった
・メモ帳を取ろうとして何故かグミを食べた
・お茶を飲もうと思ったら何故か手にはグミが
・電話しようと思ったら何故かグミを食べて忘れた
・スマホでカレンダー見ようと思ったら何故かゲームが始まった

「電話を取ったら何してたか忘れちゃった」については、社会人なら多くの方が経験している思います。しかも大体どうでもいい用件で悲しい。

それ以外のものについては、「何故か」という言葉がついています。
それに、どれも本来の意図とは違うことが始まっています。

なぜグミが現れるのか

何故か唐突に現れるグミ。
先述の、メモ帳の代わりにグミが現れる…
この瞬間を意識して分析してみたことがあります。

前提として、僕の仕事デスクには下記のものが並んでいます。
・グミ
・お茶
・電話
・パソコン、キーボード、マウス
・スマホ
・メモ帳
・ボールペン
・作りかけの試作品とか(ゴミではない)

初期状態は、パソコンを使って作業をしている状態です。
大体は下記の流れです。
・ふと、言葉にならないアイデア(設計など)が浮かぶ
・手を止めて、しっかり頭に思い描く
・忘れないうちに、メモをしなくてはと思う
・メモ帳を取ろうと、メモ帳の方に眼をやる
・視界の移動中、視界内にグミが
☆グミだ…
・右手はメモ帳ではなく、まっすぐにグミへ向かう
・おいしい

目に映るものすべてに反応している

先述の「グミだ…」のところでも、実際には無意識に下記のような考え事が起こっているはずです。

・おいしそうだな~
・そういや考え事ばかりで疲れたな
・糖分ほしい
・とりあえず1つ食べとこ

一瞬とはいえ、僕の頭ではこの4行でアイデアが追い出されます。
情けない。

一応言い訳をしておくと、僕のデスクは社内でも上位クラスに片付いています。にもかかわらず、グミ(とスマホ)に僕は翻弄されています。
それほどまでに、この異物は影響力を持っているわけです。

もしも、グミ以外にもおいしいものが置いてあったら?書きかけの報告資料や、何かのフィギュアがあったら?確実に気が散りそうですね。

ちなみに、タチコマ(ロボット)のフィギュアを置いてみたら、見事に気が散りました。目に入るたびに、連想ゲームが自動的に始まります。
おそらく、これが「脳が勝手に情報を処理する」というような表現のことなのでしょう。

デスクには必要なものしか置かない!

そんなわけで、たとえおいしいものであっても、作業中は見えないようにするのが良さそうです。
ここまでの流れから、次のことが言えるのではないでしょうか。
「求める成果には、ふさわしい環境が必要」

とにかくアイデアの広がりが欲しいときは、あえて散らかった場所に行くのもいいかもしれません。ですが、一つのことに集中したいときは、そのことしか出来ない状態が必要になるでしょう。

デスクが片付いていると集中できる、といいますが、厳密には
「異物があるところでは絶対に100%の集中は不可能」
とでも表現すべきではないでしょうか。

なお、仕事よりもおやつが大事なので
まだ僕のデスクにはグミが居ます。

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