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推しが極まってトヨクモに転職しました

夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、 ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

  清少納言『枕草子』より 

そんな季節になってきました。こんにちは。yamaです。
みなさん「光る君へ」見てますか? 枕草子は清少納言先生がたった一人の推し(定子様)の心を慰めるために爆誕させた連載物であるという解釈、素晴らしいですよね。有名な香炉峰の雪のくだりも、辛いばかりでないこともあったと書き残したい、わかる人には知っていてほしいという少納言の叫びだったと思うとよりアツいです。ファーストサマーウイカさんの熱演が「推し」に向かうファンの心をこれでもかと表現していて、毎週スタンディングオベーションです。

何の話やねんというスタートですが、つまり「推し」と共に歩みたい、「推し」をもっと広めたい、という気持ちは1000年前も今も同じ、そして私は推しが極まった結果、転職という人生の決断をしました!という話をします。

サービスのユーザーからサービスのファンへ

5月まで、私は人材業界向けのサイト構築パッケージやファイル変換サービスなどをご提供するSaaS企業に勤めていました。そこでkintoneとトヨクモのkintone連携サービスをユーザーとして使っていました。
使い方は、営業管理・顧客管理からサービスマニュアルの作成、お客様用マイページの構築、収支集計や契約受注作業といった社内業務など、多岐にわたり、kintoneとトヨクモサービスは業務の中心にありました。
同じSaaSを提供している者として、トヨクモのサービスの使い勝手の良さや、自走できるためのコンテンツの多さを尊敬しており、こんなサービスを自社でも作りたいなー!めちゃくちゃ参考になるなー!これでまだまだ業務改善できるなー!と、使うごとに夢中になっていきました。
過去、noteにもいくつかのトヨクモサービス関連記事を投稿し、その情報発信をサイボウズさんに認めてもらってkintoneエバンジェリストにも就任しました。
でも、あくまで「めっちゃ使い込んでるユーザー」だったのです。あるときまでは。

サービスのファンから会社のファンへ

サービスに惚れ込む以上に、トヨクモという会社自体に興味を持つようになったのは、とあるイベントに参加して、実際にトヨクモのオフィスに行ってからです。それまでサービスサイトは度々見ていましたが、そのときに初めて(すみません笑)トヨクモ自体のコーポレートサイトをじっくり見て、「すべての人を非効率な仕事から解放する」という事業ミッションを知り、ミッションを体現しているサービスを作っているんだなあと、会社自体への好感が上がりました。
そして山本社長やトヨクモの社員さん複数人と、直接話を重ねる中で、この人たちと仕事をしてサービスを作っていくのは楽しそうだなという気持ちが首をもたげてきました。
でも、今いる会社や仕事も好きだし、kintoneエコシステム内で「ユーザー」でいたいという気持ちも強かったので、トヨクモと仕事をしたい(社員になるのか、業務委託なのか、別の何かなのか、もその時の気持ちとしては曖昧)というのは、来るかどうかもわからない「いつか」の話でした。

会社のファンから、中の人へ

きっかけとなったのは、トッティさんのこの投稿でした。

「トヨクモグループ」という言い方と「働き方はご相談に応じます。」という文に目が行きました。ちょっと迷って、まずどんなお話か、どんな働き方ができるか、聞かせていただけませんか?とご相談しました。
トヨクモクラウドコネクトの設立が発表されて間もなかったので、TCCが具体的に何をする会社なのか知りたいという好奇心もありました。
結局、TCCは今までトヨクモがメーカーとしてやってこれなかった部分、つまり私が興味を持ってかかわりたいと思っていたこととは別分野に挑戦するということや、主に勤務地面での条件が合わず、お時間を作っていただいてお話を聞いたのみでその時は終わったのですが、トッティさんと話したことで私の中で「いつか」だった選択肢が、具体的な形を持ってきました。

いつかは関わりたい、と思っているだけでは、そのいつかはいつ来るのだろうか。関わりたいって、私はどういう形を今後望んでいるんだろうか。
でも今の職場も好きだ。それに一人管理者状態だしな。しばらく考えました。
その後今の会社でも、体制が変わって、人を採用する動きも出て、絶対に私がいないといけないってこともないのではないか、と思えてきました。それにやっぱり、チャレンジしてみたい。
結局数か月後、自分が思う働き方でもし選考をしてもらえるのなら、と再度トヨクモにご相談して、結果、仲間に入れていただけることになりました。

情報発信について

内側に飛び込んでみることを決心する前に自分でも迷っていて、周りの人にも言われたことが「情報発信がしづらくなるのではないか?」ということでした。
今までは純粋にユーザーとして活用ノウハウやイベント情報の拡散を発信していたことが、意図してもしなくても、サービス提供側の社員であるというフィルターがかかることになる。それは、動きづらくなることではないのか。同じエバンジェリストの方に相談もしました。
でも、考えた結果、もちろん今までと全く同じ立場でとはいかないものの、kintoneが好きで、kintoneや周辺サービスの良さ、「推しの良さ」を広めたいyamaという個人はどこに所属していようと変わらないから、それでいいと思うようになりました。
これまで公開してきた記事も、その時に自分が見つけて考えて言語化したものだから、そのまま残そうと思いますし、これからも内容や頻度、方法は変わるかもしれませんが、活動は続けていけると思っています。
中に入ったからこそ、別視点での社内外への情報共有もしていけるのではないかと考えてます。
ユーザーの声を社内に届けていきますのでどしどし言ってくださーい!

入ってみて

まだ入社して1か月経っていませんが、仕事がしやすくていい会社だなと思っています。「ユーザーだった時とギャップありませんか?」と聞かれたりしますが、皆さん公明正大のスローガンのもと、裏表なく気のいい方々です。
今まで例のなかった関西での勤務を認めてもらえたことも感謝しています。
とはいえ、まだまだお互い手探りということもありますので、3か月、半年と経ったときに、改めて入社後に感じたこと、学んだこととしてまとめられればな、と思っています。

なお、この記事は7月3~5日に開催されるトヨクモkintoneフェス2024の企画「トヨクモカウントダウンカレンダー」にエントリしています!
ほかのカウントダウン記事も読んでみて、イベントを楽しんでくださいね!


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