ヤマアチャ

Bloggerで、「続・人間老いやすく、学成りがたし」というニュースを読んで考えたことをまとめたブログをやっていましたが、こちらに引っ越してきました。以前、史料編纂、史料保存の仕事をしていましたので、その方面に関心がありますが、最近は教育問題にもふれるようになりました。

ヤマアチャ

Bloggerで、「続・人間老いやすく、学成りがたし」というニュースを読んで考えたことをまとめたブログをやっていましたが、こちらに引っ越してきました。以前、史料編纂、史料保存の仕事をしていましたので、その方面に関心がありますが、最近は教育問題にもふれるようになりました。

最近の記事

20歳の大学生が「大人の責任」で、「包括的性教育」の充実を求めているのに、何故本当の大人が反対するのか。

 3月22日の朝日新聞デジタルに、「「包括的性教育の充実」不採択 市議会への陳情で大学生が感じたこと」という記事が出ています。2月20日に朝日新聞デジタルに出ている「「性教育の充実を」 児童による盗撮で大学生らが陳情 東京・武蔵野」という記事内容にある陳情を、市議会に提出した結果、不採択となったという話題です。  「子どもたちを性暴力の被害者にも加害者にも傍観者にもしない教育を、大人の責任でしなくては」との思いから、20歳の大学生が、性について幅広く学ぶ「包括的性教育」や、

    • あえて都会を離れて、「ここでしかできない経験」をするのって、とても大事なことだと思います。

       3月19日の朝日新聞デジタルに、「都会を離れ島の高校へ 15の春の決断と「ここでしかできない経験」」という記事が出ています。  都会から、この春、都立大島海洋国際高校に進学する新入生と、在学生のことを紹介して記事なのですが、そもそも都立大島海洋国際高校ってどんな学校何だろうと思い、ホームページを見たら、伊豆大島にある水産・海洋関係を学べる学校のようです。実習船があって航海実習があったり、ロープワーク、カッター漕艇、操船シミュレーター、ダイビング、栽培漁業等の実習があったり

      • 中学校で英語嫌いが増え、学力格差も広がっているって、まずくない?

         3月18日の朝日新聞デジタルに、「中学英語「難しくなりすぎ」の実態 苦手の子増え、学力差が拡大か」という記事が出ています。  「2021年度に始まった中学校の新学習指導要領で、英語の内容が格段に難しくなり、生徒に英語嫌いが増え、学力格差も広がっている」という見方がが学校現場で定着しつつあるという話題です。  「高校で習っていた仮定法や現在完了進行形を中学で教えるなど、文法の学習事項が前倒し」されているようなのですが、これって小学校で英語学習を行うのが、その理由なのでしょ

        • イヌに最も近縁なオオカミは「ニホンオオカミ」!

           3月17日の朝日新聞デジタルに、「すべてのイヌはニホンオオカミの祖先から誕生? 遺伝情報で迫る起源」という記事が出ています。この記事の元ネタは、nature communicationsに掲載された”Japanese wolves are most closely related to dogs and share DNA with East Eurasian dogs”という論文です。この研究は、総合研究大学院大や岐阜大、アニコム先進医療研究所株式会社などの研究チームによ

        • 20歳の大学生が「大人の責任」で、「包括的性教育」の充実を求めているのに、何故本当の大人が反対するのか。

        • あえて都会を離れて、「ここでしかできない経験」をするのって、とても大事なことだと思います。

        • 中学校で英語嫌いが増え、学力格差も広がっているって、まずくない?

        • イヌに最も近縁なオオカミは「ニホンオオカミ」!

          河津町谷津の南禅寺(なぜんじ)に伝わる本尊・薬師如来坐像など26体が、国の重要文化財になります。

           3月15日に開催された文化審議会審議会文化財分科会で、河津町谷津の南禅寺(なぜんじ)に伝わる本尊・薬師如来坐像など26体が国の重要文化財に、静岡市葵区の「古橋家住宅門及び塀」、静岡市清水区の「旧石川家清水別邸(三樹(さんじゅ)庵主屋」、伊豆の国市畑毛(はたけ)温泉の「旧新津家(にいつけ)別邸主屋、土蔵、表門」の計5件が国の登録有形文化財に、それぞれ指定・登録されることになりました。  解説によると、「南禅寺堂と呼ばれる堂に伝来した 26 軀からなる木彫群で、堂の本尊、薬師

          河津町谷津の南禅寺(なぜんじ)に伝わる本尊・薬師如来坐像など26体が、国の重要文化財になります。

          富雄丸山古墳の被葬者は、時期は違いますが、卑弥呼と男弟を連想させますね。

           3月14日の朝日新聞デジタルに、「「異様」な副葬品 奈良・富雄丸山古墳の木棺、被葬者の謎に迫る」という記事が出ています。  今回の調査を指揮した奈良市埋蔵文化財調査センターの鐘方正樹所長の「墳頂部の被葬者は男性で軍事を、造り出しの被葬者は女性で祭祀を分担したのでは。きょうだいだった可能性が高い」という発言は、卑弥呼と男弟を連想させますね。  もちろん、邪馬台国は3世紀の話なので、富雄丸山古墳の方が新しいのですが、3月13日付け朝日新聞デジタル「葬られたのは女性? 奈良・富

          富雄丸山古墳の被葬者は、時期は違いますが、卑弥呼と男弟を連想させますね。

          「すべての悩みは対人関係」だとするアドラー心理学的に考えれば、不登校の要因は誰かとの関係が要因です。

           3月10日の朝日新聞デジタルに、「不登校の主要因は「本人の無気力」より「先生との関係」 民間が調査」という記事が出ています。  文科省が毎年実施している「児童生徒の問題行動・不登校調査」に違和感を感じた長野県のフリースクールの運営者からなる「信州居場所・フリースクール運営者交流会」が独自の調査によって得られた回答は、文科省調査とは大きく異なる結果となり、主要因は「本人の無気力」より「先生との関係」だという調査結果となったという話です。  そもそも「「教職員との関係をめぐ

          「すべての悩みは対人関係」だとするアドラー心理学的に考えれば、不登校の要因は誰かとの関係が要因です。

          東京電力福島第一原発の事故を起こした当事国なんだから、原発に頼らない未来を描くって、当然のはずだと思うのだけど…。

           3月13日の朝日新聞社説は、「東電の事故から13年 原発に頼らない未来を描く」というタイトルです。  「自然災害に原発事故が重なった現実が今も福島にある。」ということを、もはや忘れたかのごとく、岸田政権が、「原発の「最大限活用」へと政策を反転させ、新増設・建て替えや60年を超える運転を認める方針を決めた。次世代炉の開発も加速させるといい、原発に頼り続ける道を描」き、「60年を超える運転は、経済産業省が主導し、原子力規制委員会も多数決で認めた」ことに、「「核燃料サイクル」の

          東京電力福島第一原発の事故を起こした当事国なんだから、原発に頼らない未来を描くって、当然のはずだと思うのだけど…。

          浜松市が計画する徳川家資料施設、どうせ作るのならば、多少お金がかかろうとしっかり作るべき。

           3月9日の中日新聞Web静岡版に、「整備費最大65億円に 浜松市計画、徳川家資料施設」という記事が出ています。  浜松市が大河ドラマ館跡地に計画する徳川家ゆかりの資料の展示収蔵施設ですが、8日に開催された検討委員会で、ドラマ館跡地では、資料の提供を受ける徳川記念財団の所蔵品全ての収容が困難で、土地を取得してドラマ館跡地外に新築する場合、最大で65億円かかると見込まれていることが分かったと報告されたということです。  1月12日のnoteの「徳川記念財団などが所有する美術

          浜松市が計画する徳川家資料施設、どうせ作るのならば、多少お金がかかろうとしっかり作るべき。

          3月16日のダイヤ改正で、東海道線「静岡区間」が大きく変わります。

           3月7日の乗りものニュースに、「異例の“ダイヤ白紙大改正”&18年ぶりの新車導入 東海道本線「静岡区間」大変貌へ」という記事が出ています。  3月16日のダイヤ改正で、東海道線「静岡区間」が大きく変わります。  ダイヤ改正後は、静岡区間をほぼ縦貫する「熱海~浜松」の“大運転”と、静岡市前後の多客区間に対応する「興津~島田」の“小運転”に二分され、それぞれが1時間に3本ずつ運行される形が基本になります。また、「掛川~浜松」(日中おおむね1時間に1本)などの列車が要所に運転さ

          3月16日のダイヤ改正で、東海道線「静岡区間」が大きく変わります。

          「定額放題」って、教員ってサブスクだったんだ!

           3月8日の朝日新聞デジタルに、「先生は「定額働かせ放題」 教育の質守るため増員による抜本対策を」という記事が出ています。  「文部科学省が2022年度に実施した公立学校教員の勤務実態調査によると、平日の平均労働時間は、小学校10時間45分、中学校11時間1分。これには持ち帰ってする仕事時間は含まれていない。1カ月あたりの残業時間が文科省の定める上限(45時間)に達していたのは小学校教員で64%、中学校教員で77%。長時間の残業が常態化している」ということで、「定額働かせ放

          「定額放題」って、教員ってサブスクだったんだ!

          LINEのマルハラ議論、そもそもハラスメント?

           3月3日の朝日新聞デジタルに、「LINEのマルハラ、漫画が影響? 句読点研究の調査と異質な出版社」、「20年前を思い出すマルハラ議論 源氏物語にはなかった句読点の歴史」という、最近話題になっているLINEで若者が文末の句点「。」に圧力を感じるという「マルハラスメント」の話です。  LINEは、吹き出しで会話調ですから、これに句読点が無いのは、特におかしい話ではないような気がします。吹き出しの文章って、「LINEのマルハラ、漫画が影響? 句読点研究の調査と異質な出版社」にも

          LINEのマルハラ議論、そもそもハラスメント?

          移住希望地が4年連続首位でも、転出する若者が多いのは問題です。

           3月3日の朝日新聞デジタルに、「移住希望地、静岡県が4年連続首位 首都圏に近く 手厚い相談体制」という記事が出ています。  認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」による、地方の移住希望地ランキングで、2023年も静岡県が4年連続の首位になったという話題です。  「首都圏に近く、利便性が良いことで幅広い年代から人気がある」とのことで、「県が把握している移住者数は22年度に2634人になり、20年度の1398人からほぼ倍増した。新幹線の駅がある市や首都圏に近い県東部が人

          移住希望地が4年連続首位でも、転出する若者が多いのは問題です。

          日本イコモスが計画見直し要請が出ている「初代門司駅」の関連遺構と、複合公共施設を天秤にかけていること自体、文化的水準が低い気がします。

           3月1日の朝日新聞デジタルに、「門司駅遺構、学術評価せずに報告 文化財指定避ける市の姿勢鮮明に」という記事が出ています。  「初代門司駅」の関連遺構は、去年9月、北九州市が計画する複合公共施設の建設予定地で見つかりました。その時点で既に歴史的に大変重要な遺構だとの声が出ていました(2023年10月13日付け、朝日新聞デジタル「旧門司駅の機関車庫外壁か 赤レンガ出土 九州鉄道史の「重要遺構」」)。  しかし、北九州市の武内市長は1月、遺構の一部を移築保存したうえで、計画通り

          日本イコモスが計画見直し要請が出ている「初代門司駅」の関連遺構と、複合公共施設を天秤にかけていること自体、文化的水準が低い気がします。

          「「子ども」が政策の柱にある」、こういう自治体は非常に素晴らしいと思います。

           2月29日の朝日新聞デジタルに、「愛知で相次ぐ小中学校の給食無償化 財政力ある自治体「国も続いて」」という記事が出ています。  国が全国の状況を調べているなかで、「愛知県内で財政力のある自治体を中心に、小中学校の給食費を独自に無償にする動きが出て」おり、これは「先駆けて実施することによって国に無償化を働きかける狙い」だということなのですが、同じ話題が2月16日付け、朝日新聞デジタル「東京から給食「無償化」の波 子育て世帯の争奪戦が激化、思わぬ壁も」として出ています。こちら

          「「子ども」が政策の柱にある」、こういう自治体は非常に素晴らしいと思います。

          親が思う「子どもに身につけさせたい力」を実際に身につけさせるのは、なかなか難しいです。

           2月28日の朝日新聞デジタルに、「子どもに身につけさせたい力「社会貢献」「資産形成」増加 学研調査」という記事が出ています。  学研が、小学生がいる家庭を中心とした保護者3011人を対象に、インターネットで実施した「家庭学習の実態と親の教育観に関する調査2023」の結果を発表しています。  子どもに「身につけさせたい力」として、 第1位は、 社会生活に必要な知識やマナー(80.6%) 第2位は、人の意見を受け止めたり、自分の考えを適切に伝える(78.3%) 第3位は、

          親が思う「子どもに身につけさせたい力」を実際に身につけさせるのは、なかなか難しいです。