自分のテキストは禁止にしていても、人の著作物の著作権を保護していますか?
先日、読んでよかった書籍の表紙をSNSやブログに載せても良いのか?という問題について書いたのですが、それより手前のことを知らない方がいることに気づきました。
自分のテキストの転記・転載などを禁止しているのに、他の人の書いたものをSNSにアップしている講師がいてちょっと驚きました。
講師をしていると、自分が作ったテキストをパクられたくないと思うのは当然でしょう。
だって、今まで学んだことや調べて来たことをまとめてコンテンツを作るのです。時間と労力の両方を費やすからです。
材料を仕入れ、それを基に加工して何かを販売するなら仕入れ代がいくらかかるとはっきりわかりますが、勘違いしやすいのがここです。
講座を作り、そのテキストなりスライドを作るには費用が掛かっていないと思ってしまうのです。
けど、時間と労力を自給に計算したら・・・そして、今まで学ぶために払った受講料や書籍代を考えたら、無料でないことは明らかです。
なので、テキストをパクられたらイヤ、そして受講料を払って受講してくださった方だけにお見せするものになるのです。
自分のテキストの著作権は守るのに他人の著作権を侵害している
という訳で、自分のテキストの中身はSNSに載せて欲しくない(そりゃそうだ!)けど、自分が出席したセミナーや講座のテキストは、SNSにアップしてしまう。
読んでいる本の中身をアップしてしまう。
これ、著作権侵害です!!
どんなに感動したり良かったから誰かにおススメしたかったとしても、本の中身は著作権者(出版社や著者)に無断で掲載してはダメ。
1ぺージくらいいいよね?というのは通用しませんから。
著者だって、SNSではなく購入して読んで欲しいはずです。
めちゃ良い内容でおすすめの講座だったなら、テキストの中身をアップせずにおすすめする方法もあります。
自分がテキストの著作権者になっているのなら、なおさら他人の著作権も守りましょうよ。
法律は自分を守るためだけにあるのではない
うっとおしい法律の話?と敬遠しないでくださいね。
法律は自分の身を守るためにあるものですが、同時に他人の著作権をも守るものです。
故意に掲載されたと言うより、知らないとかうっかりなのだとは思います。
けど、個人で仕事をしているなら、相手も自分も尊重する。
そういうことも起業人として大切なマインドです。
テキストの中身をSNS等に掲載されたくないのは、他人も同じ。
自分がされて嫌なことはしない。想像力を使いましょう。
SNSはあなたのことを知らない人も見ています
忘れて欲しくないことがもう一つあります。
それは、SNSがあなたの「人となり」を知らない不特定多数の人の目に触れるものだということ。
「知らずに」やっていること、「これくらいなら」とやっていること、それらが法律違反なら、この講師は「法律違反をする講師」と見られているということです。
これは著作権に関わらず、関わる法律全てに気をつけなければなりませんね。
著作権が存在するものは保護する
自分のテキスト、他人が書いたもの、全てに著作権が存在します。
自分のものは守りたいけど、人の書いたものは知らないと言うのは起業人として避けたいですね。
書籍の中身はSNS等にアップしない、受講したセミナー・講座のテキストやスライドはアップしない。自分の著作権も他人の著作権も守りましょう。
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