夏の疲れを持ち越したくない更年期世代の薬膳かぼちゃポタージュ
涼しくなったかと思えば、また盛夏に逆戻りかと思う暑さ。
夏の疲れが出てきていませんか?
夏の疲れをこのまま持ち越すと、秋バテと言われる秋の体調不良になりがちです。
今日は圧力鍋とブレンダーを使って作る簡単かぼちゃポタージュレシピのご紹介をします。
夏の疲れを持ち越さないためのかぼちゃポタージュ
材料/
かぼちゃ300g程度(種・わた・皮を含む。小ぶりの坊ちゃんかぼちゃは丸ごとそのまま)、玉ねぎ中程度1個、長芋直径5㎝程度のものを10㎝、白味噌顔大さじ、白ごまペースト大さじ1、豆乳150mL、オリーブオイル適宜、塩・こしょう適宜
作り方/
1.かぼちゃは種とワタを取り、5ミリ程度に切っておく。火が通りやすいので薄めに。皮は残す。玉ねぎは、繊維に垂直にスライス。皮を剥いた長芋はかぼちゃ同様に切る。
2.圧力鍋にオリーブオイルを入れ、1.を全て入れよく炒める。弱火で塩を一つまみいれて混ぜてから蓋をしておくと早くしんなりする。
3.玉ねぎがしんなり透明になったら、ひたひたの水を入れ圧力鍋で20分煮る。(シューシュー行って来たら弱火にしてさらに10分経ったら火を止め圧力が抜けるまで放置。)
4.圧力が抜けたらブレンダーを鍋に直接入れて、野菜の形が無くなるまでよく混ぜる。混ざったら、白ごまペースト、白味噌を入れてよく溶かす。
最後に豆乳を流し入れ、お玉で混ぜ塩コショウで味を調えて完成。
かぼちゃ・長芋は疲労の時におすすめ食材
かぼちゃはウリ科の食材ですが、他のウリ科食材が体を冷やす性質なのに対し、かぼちゃは唯一冷やさないものです。
身体がつかれている時は、パワーやスタミナダウンの時。
こんな時は体を温めるパワーもダウンしがちです。
冷やす性質の物をあえて選ばず、ウリ科の食材の効能は利用します。
かぼちゃは五臓の脾を働きを高め浮腫み対策にも使えます。
夏の間は誰でも冷たいもので消化器系を酷使してしまうもの。
長芋は、白い食材でもあり潤わせる効能もありますが、エイジングケア食材でもあります。
老化と関わる五臓の腎に作用するためエイジングケア食材として薬膳ではよく使われる食材です。
間もなくこれから空気が乾燥する秋ですね。
乾燥に弱い肺の弱りから呼吸器やお肌のトラブルになりがちです。
薬膳は季節の変わり目には、次の季節の準備を始める時期。
長芋は五臓の肺にも作用するため、夏の疲れを取りつつ次の季節の準備のために選んでいます。
白味噌・白ごまも肺にアプローチ
今回は、コンソメなどの出汁も使わずに作りました。
たまたま切らしていたのですが(笑)
和の鰹出汁などを使っても良かったのですが、使わずに白味噌と白ごまでコクを出しました。
両方ともに白い食材なので、肺にアプローチします。
白味噌は味噌の中でも乳酸菌が豊富なので、沸騰させないように最後に入れて腸内環境を整えるためにも使いました。
白ごまは黒ごまに比べ、油脂が多く含まれます。
そのため、お肌の乾燥などが気になる時によく使います。
ごまは粒のままだと消化吸収しにくいため、擦るか切って使います。
ごまペーストなら、手軽に使えるので胡麻和えだけでなくこんな使い方もできますよ。
豆乳も潤いアップの食材
最近、牛乳を飲まない人もいますよね。
大好きで飲みすぎるために肌にトラブルが出る人もいます。
なんでも摂り過ぎはよくありません。
豆乳でもそうですが、あっさり仕上げたいので豆乳をチョイス。
大豆から摂る豆乳も潤わせる食材です。
豆乳を使う料理、豆乳鍋やこのポタージュでもそうですが、豆乳を入れてから沸騰させるとダマダマになって滑らかな仕上がりになりません。
そこで、使うのが油脂を含むごまペーストでもあります。
関連記事をこちらに載せていますのでご参考にお読みください。
疲れを残したままだと、次の季節に対応するのが遅れて風邪などの不調の心配があります。
更年期世代は。体の潤い不足になっていることが多いです。
早めに潤いを補いながら。夏の疲れを取って、次の秋にスムーズに対応して行きましょう。
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