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胆石など身体に石があると言われた時に中医学ではどうするか?


家族では今のところ胆石になった人は居ないのですが、罹るとめちゃ痛いと言うのは聞いています。

男性より女性に多く発生するとか。

中医学で考える時、胆石に限らず身体に石が溜まる、いわゆる結石の原因はこれまで食べて来た物の影響が考えられます。

脇腹痛があり、受診してみたら胆石だったと言う方は、まずは医師の診察と服薬で回復を目指しましょう。

痛くはないけれど、胆石だと分かった場合や、一度胆石になったことがある人に気をつけて欲しいことを中医学と薬膳の視点から書きます。

石の排除と溜まらない体にすることを目指す

誰でも思いつくのは、石を体から出すことでしょう。

出すことと溜まらない体にすることを同時にしていれば、今、石がある人も今はもうないけれど、かつて溜まったことがある人も再発予防になりますね。

出すためには、利尿効果のあるものを使います。

とうもろこしのひげを天日干しし乾煎りしたものを煮出してお茶代わりに飲んでみてください。

それだけでは味気ないので、コーン茶の中に入れると香ばしく飲めます。

ウコンには石を排泄させる効能があるとされているので、もっと一般的なものとして、似ているターメリック(カレー粉に入っています)も使えます。

溜まりにくい体にするには、暴飲暴食を避け、脂っこいものやスイーツ類、アルコールを大量に摂ることを避けます。

これらは消化器系を弱らせ、体内にどぶの水を溜めやすくするだけでなく、脂っこいものやアルコールが熱を生み、ヘドロ化するので出しにくくなるのです。

これを湿熱と言いますが、湿熱は胆汁を熱して凝縮させます。中医学では、これが胆石と考えます。

石の形成に関係するストレスを溜めにくくする

石がある人は、ストレスで悪化すると言われています。

特に胆石の人は。胆とペアの関係にある五臓の肝がストレスに弱いためです。

肝がストレスで弱ると、体の構成要素である「気・血・津液」の気の巡りが悪くなり、脂っこい食事やアルコール、スイーツの過食による湿熱と共に、気の流れをさらに悪化させます。

気がスムーズに流れていると、胆汁はスムーズに流れ凝縮することはないのです。

また、気の滞りは血巡りの悪化を引き起こしやすいため、強い痛みに繋がることが考えられます。

そこで、巡りを良くすることも同時にして行きます。

気の巡りをスムーズにさせストレスを溜めないようにするには、香りのよい香味野菜や柑橘類を食事にトッピングしたり、香りのよいハーブティーなどを飲むようにします。

気の巡りが悪くなると血巡りにも影響するため、納豆、玉ねぎ、お酢などもおすすめです。

ちょうど、秋なすの美味しい季節ですが、なすの皮には血巡り改善の効能があるので、焼きなすで皮を剥いてしまうのではなく、なすのカレー炒めや蒸しなすにスライス玉ねぎを載せて食べる、なすの揚げびたしにポン酢を使うなどが良いですね。

まとめ

身体に石があることがわかったら、大きくなる前に早く体から出すことと、大きくさせないための食事の見直しをしましょう。

医療機関にかかっているなら、処方された薬をしっかり飲んだうえで、食事にも気をつけてくださいね。

今現在石を抱えている人は、まずその石をどうするかを医師と相談し、暴飲暴食などを止めることが大切ですが、かつて石を持っていたとしても、今は無くなったのであればたまに食べたいものを食べた時に、直ぐになかったことにする薬膳を使うことも忘れないでくださいね。

石を溜めることを繰り返さないためにも。


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