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今日は『ヘルスビューティ系セラピストのための中医学と薬膳(アドバンス)』の10回目。

あと2回でアドバンスコースも終了です。
早い!!

今日のテーマは「生理と薬膳」でした。

女性のお客様の体調や体質を知るには、生理の状況は欠かせない

中医学では、『女性は血(けつ)を基本とする』と言われていて、血(けつ)の状態、過不足、などが一生を通して深く関わります。

講座の最初で、中医学で考える健康な生理の状態から、周期、期間、経血の色などの状態別に中医学の分類に従って分けました。

生理の状態は、中医学を基にする漢方薬や鍼灸治療をする時にも使えます。
漢方薬を買う時、鍼灸院に行く時にもぜひ伝えて欲しい項目です。

中医学基礎理論でお伝えした体の構成要素「気血津液」の状態、生理と関わる五臓とを組み合わせて考えます。

「気血津液」だけで考えるのでも「五臓の状態」だけで考えるのでもなく、
両方を俯瞰して見ることができると、バランスの崩れ方やその状態になっている理由が分かりやすいのです。

一つのことにとらわれるのではなく全体のバランスを見る


生殖と関わるのは五臓の「腎」ですが、腎だけに着目すればいいと思っていると正しくそのお客様の体質を掴むことができないこともお伝えしました。

中医学の分類は生理だけでなく他の女性に良くある症状の時にもして来ています。

なので、遡って復習すると、この症状がある体質の人は生理もこうなると関連付けられます。復習頑張りましょう!!

ワークを頑張っていただいています。

症状のデータをたくさん持っていると、正しくその人の体質を掴むことができるのです。

受講されている方からも、「全体のバランスを見てどこから取り掛かればよいかの順番が大切だと感じた。」とご感想をいただきました。

「ストレスが生理にも関わることから、五臓の肝との関連にも着目します。」という内容のご感想も。

事例検討会はサロンのお客様に適切なアドバイスをするため

アドバンスコースでは、サロンのお客様の事例を持ち寄り検討会をします。

自分でカウンセリングして薬膳アドバイスした事例をお客様の為になっているのかを考えるためです。

中医学的な考え方は正しくても、そのお客様が実現できないアドバイスではお客様が目指す目標にはなかなか届きません。

自炊しないお客様に、自炊前提でアドバイスしても無理なものは出ませんから、自炊できない場合は、外食で選ぶものやお茶などで使えるものをアドバイスすることになります。

できれば自炊すると、より自分の体質や体調に合わせたものが食べられるのですが。

中医学の目指す健康は、足りないものは補い、多すぎるものや巡りの悪いものは出す(増やさない)、巡らせると言うことで、中庸(ニュートラル)であること。

体の傾き方が激しい場合は、多すぎるものの原因となる食べ物を一定期間止めることもアドバイスします。
なんでもダメという訳でも禁止する訳でもなく、それが目標達成の早道だからです。

一旦バランスを中庸に戻して、それからは食べるならこれも一緒に食べて!と食材の性質や効能を組み合わせて『なかったことにする薬膳』のメソッドを使って行けばよくなります。

そこまで持って行くには、原因となる食べ物を少しの期間食べるのを止めてもらうことで、お客様にも早く変化が実感していただけて、セラピストとの信頼関係を強いものにするためにもヤル気アップにもなるからです。

生理の状態を聞くことはお客様の体質や体調を理解する大きなヒント

このように、女性のお客様の体調や体質を知る上で、生理について理解することとカウンセリングで聞くことは欠かせません。

直接のお悩みが生理に関することでなくても、質問事項やチェックシートにあるのはこのためなのです。

全てを全体のバランスで見るため、直接のお悩みが解決した時には生理の悩みも解決できる可能もあります。

アドバンスコースもあと二回で終了。
その後は、認定テストになります。

自信をもって薬膳カウンセリングがして行けるように頑張って行きましょう。

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