暑い日におすすめ!日焼け対策や目のケアを兼ねたエイジングケアの薬膳茶
今週は夏日と言われるほど気温が上がっていますね。
冷たいものが欲しくなりますが、こちらでも何度かお伝えして来たように
冷たい飲み物や食べ物は、消化器系に当たる五臓の「脾」を弱らせます。
できるだけ常温以上のものを飲むと「脾」が正常に動き、栄養の吸収や不要な物の排泄などがスムーズになるため、不調対策には「脾」のケアは外せません。
けれど、熱い飲み物は飲みたくないという方、常温でいいので冷やす性質の物を飲みましょう。
食材には常温でも冷やすものがあり、解熱の効能もあるものがあります。
お茶で言えば、緑茶、麦茶、はと麦茶、桑の葉茶、蓮の葉茶などなど。
それぞれには冷やすだけでなく、要らない水分を排泄させるなどの効能があるので、自分に必要な物で美味しいと感じるものを飲むようにすると良いですよ。
薬ではないので、美味しくなければ飲みたくないですから。
日焼け対策を兼ねたおすすめの薬膳茶
日焼け対策にはビタミンCと言われますね。
お茶にもビタミンCが豊富なものがあります。
ハイビスカスティーです。
ハイビスカスと言っても髪につけたりするよく知られているハイビスカスではなく「ローゼル」という花の咲いた後の実が包まれているホウを乾燥させたもの。
お湯を注ぐときれいな赤い色で酸っぱい飲み物なります。
ハイビスカス(ローゼル)の薬膳の性質と効能
ハイビスカス(ローゼル)は洛神花(らくしんか)と言い、体を冷やす性質です。
ホットで飲んでもその後体の中に入れば体にこもった熱を冷ますということです。
暑気あたりや、水巡り血巡りに効果があるとされ、ポリフェノールの一つ赤い色のアントシアニンが豊富なので、抗酸化作用があり視力回復に役立つとされています。
いちごなどにもアントシアニンは豊富ですね。
日焼けによるダメージ回復や疲労回復、利尿作用も期待できることから浮腫みや高血圧の予防にも期待できます。
ハイビスカス(ローゼル)酸味の利用
酸味はよく五臓の肝に良い味と言われます。
けれど、酸っぱすぎるとこの時期にはあまり適切ではないのですね。
それは、酸味には引き締め効果、収斂作用があるからです。
更年期のホットフラッシュのような汗が止まらない時は酸味を利用するのは良いとして、春は冬に溜め込んだものを出して行く季節の始まりなので引き締めてばかりでは、出したいものも出せないということ。
そこで使うのは甘味です。
甘い味には緩めるという働きがあるので、酸味に甘味を加えます。
例えばはちみつ。
はちみつは潤わせる効能があるため、暑くなり汗をかいた後にはハイビスカスティーにはちみつを加えて甘酸っぱい味に。
酸味+甘味は体に潤いを増す味とされています。
また、食べる目薬と言われるクコの実を入れて甘酸っぱい味にすると、クコの実の潤わせる効能と目に良い効能がプラスされ、目のための薬膳茶になります。
冷やす性質のハイビスカス(ローゼル)なので、色は少し濁りますが黒糖を入れると冷やす性質が緩和されます。
今年(2023年)はゴールデンウイーク前から夏日が記録されました。
これからさらに暑くなる日々。
今から冷たい飲み物を飲み過ぎると、その後の梅雨から蒸し暑い夏に体調を崩しやすくなるため、常温でも冷やすお茶を取り入れて。
その中でもハイビスカスティー(ローゼル)は老化を気にする世代のエイジングケアにおすすめです。
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