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カレールーに胸焼けするなら、さっぱりなのに市販のルーを使ったようにできるカレーを!
夏になるとカレーを食べたくなりますね。
今日はカレーにしよう!と決めても市販のルーを使うカレーは胸焼けするようになったアラフィフのあなた、はい、私ももはや胸焼けします。
さっぱりなのに市販のルーを使ったようなカレーができたら良くないですか?
5~6年前からルーを使うのを止めました。
脂っぽくて胃もたれや胸焼けをしやすくなったからです。
肉を牛の赤身にしたり、鶏肉にしてみてもそれほど変化なし。
野菜や肉を炒める脂もバターなどの動物性のものは使っていなくてオリーブオイルなのに・・・やっぱり胸焼けの原因はヘット(牛脂)やラード(豚脂)が使われているからかもと考えたのです。
今、手元にルーが無いので、ルーの原材料で検索してみました。
牛脂と豚脂、小麦粉などのでんぷんが使われている
こちらの画像は2枚とも価格.comマガジンからの引用です。
どれも、小麦粉と小麦粉以外のでんぷんが使われていて、それが煮込まなくてもすぐにとろみになる代わりに、胸やけや胃もたれの原因になっている可能性が高いです。
出汁となるもの、とろみをつけられるもの。カレー粉。
簡単にってしまえば、これがあればあとは、肉と野菜、塩、コショウでそこそこ美味しいカレーなるはずではないか?
出汁となるもの
カレーに入れる肉から出汁は出ますが、プラスするならコンソメなどの顆粒出汁。
または、肉を骨付き鶏肉にすれば鶏ガラスープと同じです。
流行りのボーンブロスを使えば栄養も豊富で美味しいカレーになるはずです。
それに加えて、
トマトを入れる。
トマトには、味噌、醤油と共通の旨み成分グルタミン酸が含まれるからです。
私はカレーにも味噌を大さじ1杯程度加えます。
肉のイノシン酸とトマトと味噌のグルタミン酸で、顆粒出汁を使わなくても美味しい出汁が摂れるのです。
とろみをつけられるもの
とろみをつけられるもので小麦などのでんぷん以外では、芋類、豆類、きのこ類などが使えます。
芋類でも長芋や山芋はアンチエイジングの効果と疲れた時のファーストチョイスと言われるほど、消化器系にも優しいので薄切りにしたり、賽の目に切って入れることもあります。
煮るとネバネバはなくなりホックリとなります。煮込むと溶けるのでとろみになります。
もし、ダイエットしているなら芋類は避けたいのではないでしょうか?
その時使えるのはきのこ類です。
えのきだけをみじん切りにして入れると、とろみがつきます。
えのきがカレーに入っているとはほとんどわかりません。
そして、意外かもしれませんが、きくらげはコラーゲンが豊富に含まれているため煮込むとトロトロになります。
以前ワークショップでお出しした白きくらげを使った潤わせるドリンク。
これを使えば本当にルーが使われているようなとろみになるのです。
長芋+えのきより、きくらげの方がトロトロになります。
黒きくらげだと黒っぽくなるので、黒きくらげは形がわかる程度の大きさに切り、白きくらげはみじん切りにして入れると良いです。
きくらげについては、こちらに効能と注意点を書いていますので、お読みください。
カレーは、「カレー粉」がミックススパイスになっています。
これ一つあればほぼ何も要らないかもしれません。
お好みでターメリックやクミンなどを加えても良いですね。
決め手になるのは圧力鍋
普通の鍋でコトコト煮てももちろんできます。
けど、短時間で前日煮込んだカレーのようにするには、圧力鍋で煮るのがおすすめ!
先にオリーブオイルで炒めておく必要はありますが、それも面倒なら、最初から蒸し煮にすることもできます。
蒸し煮にしたら、炒めるオリーブオイルも使わずに油脂と言えば肉から出るだけになります。
圧力鍋が怖いと思うのでしたら、電気圧力鍋もあります。
タイマーもセットできるので、材料を入れたら後はスイッチオンするだけです。
今夜作ったルー不使用カレー。調理時間は約30分。切って鍋に入れるまでです。
後は圧力鍋任せでした。最後に味を見て調味したら完成です。
使ったスパイスについては、こちらをご覧ください。
ルー不使用カレーでも美味しく作るために
出汁の出るものを使います。
トマト、味噌、肉がポイント。
とろみをつけられるものを使います。
きのこ(えのき、きくらげ)、長芋など。
カレー粉は万能なので、まずは粉のカレーを使いましょう。
そして、美味しい天然の塩、コショウで美味しいルー不使用カレーでも市販のルーを使っているような、それでいて胃もたれ・胸焼け無しのカレーをぜひ作ってくださいね。
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