
今からでも間に合う秋バテ対策と初秋の薬膳ケア
昨晩から、少し気温が下がり今朝は久しぶりの爽やかで清々しい朝でした。
ですが、やはり日中は30℃を超えて暑い一日になりましたが、それでも一時より湿気が無い分楽に感じましたね。
約1か月後には秋分です。
陰陽では陰の季節の始まり。
本来、台風が来て通り過ぎる度に空気中の湿度を持って行ってくれるのですが、今年は今のところ台風が少なめです。
その分、今回集中豪雨のような雨が降った後に涼しくなりました。
これから9月にかけて、まだ暑い日があるでしょうが、少しずつ空気は乾燥して行きます。
これまで梅雨から続いた湿気の多い季節がそろそろ終わりに近づいているのです。
最近、昔はなかった「秋バテ」という言葉を聞くようになりました。
夏の暑さが尋常でなく、食欲を無くしたり喉越しのよい冷たいそうめんだけとか、アイスやかき氷、甘いフルーツなどの食べ過ぎで胃腸が弱った状態で迎える秋。
夏の疲れが出るのです。
秋バテにならないために今からでも遅くない
乾燥する季節になっても、まだ暑さが残る初秋は、体の熱を摂りながらも潤いは補わなければなりません。
朝晩の気温が下がるので、真夏のようなつもりで寝ていると乾燥と冷えで風邪をひいてしまいます。
今からでもぜひ気をつけたいのが、胃腸のケアです。
まだ暑い日が続くので、冷たいものを食べたり飲んだりしたくなりますが、
食材の性質で冷やすものを今まで以上に積極的に。
梨やいちじくなどの旬のフルーツも適度に摂って潤いをアップさせましょう。
○基本は消化器系を弱らせない
○消化器系は冷えと湿気に弱いため、冷やさない・水分を摂り過ぎない
○消化器系を弱らせる食生活(食べ物・飲み物)を控える
です。
こんなご飯で、リセットをする日を作ることをおすすめします。

モロヘイヤ、山芋とろろ、めかぶ、オクラを載せたねばねば丼。
今日は、サンマの蒲焼の缶詰を使いました。
ねばねば系は、胃粘膜の保護になります。

和の発酵食品を食べることも心掛けます。
腸内環境を整えるため。
夏には味噌汁を作らない家庭も多いですが、味噌汁は言わば野菜スープ。
秋バテにならないように、かぼちゃや人参など「気」を補う効能のある野菜を入れて、湿気対策の冬瓜も加えました。
要らない水分を排泄し、胃腸を丈夫にする豆類は、今なら枝豆が簡単です。

季節の変わり目に風邪を引いたら
朝の気温が下がり始めると風邪をひく人も出て来そう。
— モーリー薬膳ラボ代表|森澤孝美@簡単エイジングケア薬膳講師 (@yakuzen__molly) August 18, 2022
夏風邪には食材も二段階で対応。
・発熱直後〜発熱中
スイカ等瓜類、トマト、豆腐、豆乳等冷やしながら失った体液補充
・発熱中〜回復期(お腹の具合を見て)
山芋(長芋)、紫蘇、茗荷などを使い、山芋、大根玉子等でお粥。
甘酒もおすすめ
先日ツイートしたのです。
食材の力も使って、発熱直後から回復期まで、その時の症状に合わせて食材を選んで作ると回復も早くなります。
喉が痛い時は通称大根飴もおすすめです。
咳が辛くて思い出した『はちみつ大根シロップ』
— 間取りから片付く仕組みを作る/整理収納アドバイザー新井友紀子 (@araiyukiko0123) August 19, 2022
小学生の時から風邪の後は強い咳が長引くタイプ😵
悩んだ母がどこかしらから聞きつけたのがこれ。昔は味が苦手で水で薄めて飲んでたな。
ピタリと咳が止まった!!すご!!#咳止め#コロナに負けるな pic.twitter.com/pKRdVapWsc
大根の効能についてはこちらの記事に詳しく書いていますので、合わせて御読みください。
季節の変わり目こそ、食生活に気を配りましょう。
今ならまずは、胃腸を整えて、栄養をしっかり吸収できるようにしておくことです。
秋バテにならないように、参考にしてくださいね。
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