不安や昂る気持ちで眠れない受験生に食べさせてあげたい3つの食材
今日は大学入試共通テストの一日目でした。
一部の地域では雪の影響もあったと思いますが、東京や大阪などの大都市では雪による交通の乱れもなかったのでホッとしていました。が、朝には東大前で今までになかった事件。
受験生のいない私でも、心がざわついたくらいです。
受験生と受験生のいらっしゃるお宅の気持ちを考えずにはいられません。
そこで、3月まで続く入試と受験生でなくても、不安や高ぶる気持ちで眠れない時におすすめの手に入りやすい3つの食材をご紹介します。
睡眠トラブル「血(けつ)」不足を解消する食べ物
薬膳の基になる中医学では、寝つきが悪い・よく夢を見る・途中で目が覚めるなど睡眠に関するトラブルは体の構成要素「気血(けつ)津液」の血(けつ)不足だと考えます。
血(けつ)を作る材料になる赤身の肉、マグロやカツオなどの赤身の魚(マグロはツナでも良い)、黒豆、黒米、ブルーベリー、レーズンなどですが、その中でもなつめは、メンタルの安定にも効果があると言われます。
何日も寝つきが悪く、朝の目覚めが悪い状態だと頭もクリアでないため、集中力も落ちてしまいますよね?
そうなる前に、日頃からなつめを煮たなつめ茶や甘味の足しとして煮物になつめを入れるなど、一日三個程度食べるようにしてみてください。
なつめは血(けつ)を補うだけでなく、メンタルを安定させ眠りの助けになります。
皮の消化が悪いので食べ過ぎには注意です。
今ならスーパーで安く買えるもの
血(けつ)を補う効果はありませんが、メンタルを安定させることで有名なのはゆり根です。
毎年おせちの準備をする12月頃から出回り始め、3月頃にはスーパーから姿を消してしまいます。
お正月前は価格も高めですが今なら1個198円くらいから、小さめのものなら98円で出ていることもあります。
味に目立った特徴が無く、調理するとホクホクの食感は芋や豆と似ています。ですが、元気をつける、パワー食材ではなく五臓の肺を潤わせ、から咳に効果があると言われる白い食材です。
ゆり根は茶碗蒸しだけでなく、玉子とじやみそ汁に入れても美味しいですし、ポテトサラダに一緒に入れてもじゃがいもとの区別がつきません。
ゆり根もメンタルの安定と睡眠に良いと覚えておいてくださいね。
買う時はおがくずも多めにいただいてください。
おがくずの中に埋もれた状態でビニル袋に入れた状態で冷蔵庫の「野菜室に入れておくと春までは確実にもちます。
昂る気持ちを静めるもの
気持ちが昂るというのは、中医学的には陽の性質である「気」が必要以上に上がるということ。
もともと「気」は陽なので上に上がりやすいのですが、毎日夜遅くまで勉強していたり、血(けつ)不足で寝られず血を消耗していると、陰陽バランスが崩れて陽のパワーが増してしまうのです。
その結果、気持ちが昂る、興奮する、怒るという状態になります。
上に上がる気を下に引きずり降ろすのはあさり。
しかも殻付きのあさりです。
下に降ろすものは他にも蕎麦があります。
でも、蕎麦は冷えるし大晦日に食べたばかりだから(笑)
あさりなら、簡単に味噌汁になりますし、酒蒸しやボンゴレなどで手軽にな一品になりますよね。
まとめ
不安や昂る気持ちで眠れない時におすすめの食べ物は、血を増やしてメンタルの安定の助けになるなつめ、ちょっと風邪気味でから咳も出るならゆり根、家族全員に嫌がられずに食べてもらえそうなものは殻付きあさり。
眠れない時には発酵食品味噌を使ってあさりのお味噌汁が一番簡単かなと思います。
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