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薬膳体質チェック解説②【血虚(けっきょ)】
薬膳において、身体の状態は主に8つのタイプに分類されます。
まずは、下記のリンクの設問を見て、ご自身が①~⑧のどの項目が多く当てはまったか、確認してみてくださいね。
体質は1つだけではなく、複数のタイプが当てはまる方も多くいらっしゃいます。
例えば、①の「気虚」タイプと②の「血虚」タイプの両方に当てはまる等。
複数のタイプに該当される方は、それぞれの解説を参考にしてください。
血虚体質の特徴
血をつくる働きや運ぶ力が弱まっており、身体全体に栄養が行き届いていない状態です。
血を生成する「脾」と身体全体へ血を送る「心」の働きが弱まっており、血を貯蔵する「肝」に血が不足しています。
顔色が悪く、貧血や立ちくらみ、冷えの症状があります。
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原因
・疲労や睡眠不足
・偏った食生活
・月経やケガなどの出血
月経の状態
・経血の量が少ない、色が薄い
・月経期間が短い
・月経が遅れやすい
おすすめ食材
![](https://assets.st-note.com/img/1693365135746-uFMPYj1zb4.png?width=1200)
日常でやってはいけないこと
・夜更かしは血が消耗するので日付が変わる前に就寝しましょう。
・目の使い過ぎも血を消耗します。
長時間の読書やテレビゲーム、スマホ、パソコン作業のやりすぎにも気をつけましょう。
・血を消耗する激しい運動は厳禁です。
血を巡らせるために、ウォーキングなどの軽い運動がおススメです。
・辛くて刺激の強いものを避け、消化吸収の悪いものはよくかんで食べましょう。
いかがでしたか?
中医学ではエネルギーの源:「気」と、「血」は密接な関係があると云われています。
肺で取り込んだ空気と、脾で消化された食べ物により気と血は生成されることから、「気血同源」と云われており、「気生血(気は血を生じる)」、「血為気之母(血は気の母である)」という言葉があります。
そのため、血虚体質の方は①の気虚体質の症状が同時に現れることが多いです。
また、血虚が悪化すると、④の「陰虚」体質の症状が出ます。
そちらの項目にも多く該当する方はチェックしてみてくださいね。