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谷古宇 時生
2019年9月16日 20:00
本当に大切なことは口にするべきではない。言葉や文章にするべきではない。自分の中の誰にも触れられないところにきちんと畳み込み、それを生きる糧にしていくべきだ。どうしても押しつぶされそうな夜にこころの拠りどころにするべきだ。そんなことは知っている。けれど、過去と現在と未来がぐちゃぐちゃに混ざり合い、自分の力ではどうしようもないほど多くの意味と解釈を持ってしまったとき、僕は何をすればいいだろう。