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暮らしの薬学【日焼け止め編】~④でも、やっぱり日焼けしてしまったらどうしたらいいでしょう?
日焼けあとの対応
日焼け対策をしたつもりでも日焼けはしてしまうものです。
日焼けぐらいと放置していると知らぬ間に皮膚の老化がすすんでしまいます。皮膚が赤く、ひりひりした状態は炎症を起こしているので氷や冷水(冷水タオル)で冷やします。
もともと肌が大人より薄くメラニン産生量も少ない赤ちゃんは紫外線の影響を受けやすく皮膚のダメージも大きいので日焼けに気づいたらすぐに患部を冷やしましょう。
冷やしても赤みが引かない、水ぶくれができるなどひどい状態になってしまったら受診をお勧めします。
Q. 日焼けで冷やしたほうがいいと聞いたけど“冷却シート”を使用してもいいですか?
熱冷却シートは発熱時に使うもので、炎症による皮膚のダメージを抑える効果はないうえに、ただれたところに貼付することで細菌感染の心配があります。冷水タオルで冷やしましょう。
*
ナナコ「ということだけど、分かってもらえたかな?」
ミズホ「うっ、まさに熱冷ましシートは冷やせるから使えそう、と思ってたんだよ」
ナナコ「害が無さそうな商品にも、意外なところに落とし穴があるんだよね」
ミズホ「いつも普通につかっているだけにね。奥が深い・・・」
ナナコ「ではまた次回。次回は殺虫剤について教えてあげよう」
<この記事をまとめた人>
ミズホ
「薬局活用ガイド」編集部員。埼玉県在住。中2の長女、小4の長男の子育てをする二児の母。最近はリモートワークなので通勤しなくてとても楽。
<書いた人・監修>
藤田知子
京都薬科⼤学卒業後、メーカー勤務を経て、ドラッグストアでOTC医薬品販売から処⽅箋調剤など薬剤師業務 に従事。“薬剤師は町の科学者”をテーマに薬系新聞に寄稿、「ドラッグストアQ&A」(薬事⽇報社)を編集。