従業員満足度と従業員エンゲージメントの違いを理解していますか。言葉から近しい意味であることは想像つきますが、実際に使おうとすると混同しているのではないでしょうか。
従業員の健康に関する記事を執筆しています。併せてお読みいただけると嬉しいです。
人事部が従業員満足度の施策を検討する切っ掛け
顧客満足度の低下
新規顧客が定着しない状態が続き、リピーターや常連客までも減少傾向になっている状態です。
従業員のモチベーションと生産性の低下
意見が少なく積極性が感じられず、約束の遅延、遅刻、直前のスケジュール変更、取引先からの督促などの事象が発生している状態です。
退職者の増加と採用率の低下
退職者の増加は、そのまま従業員満足度を客観的に表しています。退職者と組織にギャップがある状態です。そして採用率が低い結果も、求職者が重視している点と、企業が「売りとしている価値」とのギャップがある状態です。
従業員満足度に関係する要素
従業員エンゲージメントを構成する9つの要素
従業員エンゲージメントを構成する9つの要素を取り入れた施策を実行していくと、3つの効果が表れるといわれます。
書籍『組織の未来はエンゲージメントで決まる』(新居佳英著 2018 英治出版株式会社)で述べられている9つのキードライバーをご紹介します。
併せてご一読いただきたい記事です。
企業は人なり
企業と個人が同じ目的に向かって成長し貢献しあう関係を高めることで、生産性向上や、従業員の定着率上昇に繋がり、経営にポジティブな影響を与えることができます。「働くことに対する満足度」と生産性向上は密接に関わっています。従業員が組織が向かっている方向に共感し自発的に貢献したいと思う意欲、「従業員エンゲージメント」を重視しなければなりません。
今の従業員は、雑談や新しい出会い、チームでのクリエイティブな仕事という従来の価値に加え、給料よりも企業文化で会社を評価する新たな価値観を持つため、企業文化は満足度を図るうえでも重要となっています。短期的には、売上げや業務効率に直結しないかもしれませんが、長期的にみれば確実にプラスをもたらします。最近の傾向として持続可能な企業経営のために、ウェルビーイングを取り入れている日本企業が増えています。
日本の企業がウェルビーイングを重視する背景
日本の企業がウェルネスやウェルビーイングを重視する背景には、1980年代から1990年代後半に生まれた「ミレニアム世代」(実年齢では40歳前後から20歳前半になる世代)に対応するためです。まさに労働人口層となります。
ミレニアム世代は、「自由」や「成長」を常に追い求めています。 そのため、仕事において「もう成長は見込めない」と判断すれば、環境を変えることを厭わない世代です。給料よりも企業文化で会社を評価し、貢献意欲を持ち続けられるか、持続的に勤務できるかを重要視します。
そして従業員の生産性やパフォーマンスレベルは、健康状態などと相関関係があります。従業員は生活の大半を業務時間に充てるため、健康は、その職場環境や職場文化に大きく影響されるものと理解されています。
矢印株式会社は好きなことを仕事にしています。
企業紹介や事業内容、そして経営指標、統計オープンデータ、メンタルヘルス、マーケティングなどの経験も記事にしています。
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