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その宣伝、ここでやって大丈夫?~落語プレーヤー広告から分かる「売り方」の秘訣~

「どこでも落語プレーヤー」

新聞の中にはさまった広告に、ふと目が止まりました。

出典:ユーキャンの通信販売ホームページ


手のひらサイズ、いつでもどこでも寄席の雰囲気が味わえる…のようなキャッチフレーズ。あらかじめ収録さらた音源を、場所を選ばずに楽しめる商品です。

落語プレーヤー、と聞いてどう思いますか?
「えっ、欲しい!」「誰が買うの、それって…」「あっ、落語好きな〇〇さんなら喜ぶかな?」

いろんな反応があると思います。

でも、なぜ敢えて『新聞広告』でこの商品をPRする必要があるのでしょう。

それは、誰に買ってほしいか、誰が興味を持ちそうか…がポイントにあります。

ちなみに落語プレーヤーの「特徴」「ウリ」はこんな感じでした。
ボタンやスイッチ、液晶画面が大きくて分かりやすい
・コンパクトな手のひらサイズで、軽量持ち運びに便利
・CDプレーヤー、パソコン、インターネット接続不要

となれば、何となく「誰向け」商品なのか、想像つくと思いませんか?

最近では落語も若い世代まで普及しつつありますが、やはりこの商品を買ってほしい主力層は高齢者であることが想像できますよね。おそらく、50…いやこの感じだと60代以上?(あくまで想像ですが)

では、その人たちはどこで、つまり「どの媒体」で商品の存在を知ったり、探したりするのでしょうか?

InstagramなどのSNSは、ゼロではありませんが、考えにくいですよね。むしろ、高齢の方であればテレビやテレビコマーシャル、新聞から情報を得るパターンが多いと思います。新聞を読む方なら、中の広告・チラシにも当然目がいくでしょう。

そこで、この落語プレーヤーの広告宣伝力が効果を発揮するわけです。

せっかく良い商品・サービスを作っても、PRする場所が合ってないと、見つけてもらえない(興味を持たれない)のと同じこと。もったいないですよね。

まず自分の売りたいものに興味を持ちそうな人、買ってほしい人は「どんな人」かを、くっきりさせる。具体的な人物像を描いて、解像度を上げるのが大切です。
そして、その人たちは、どんな場所(媒体)で情報を得るのか、欲しいものを探すのか意識してください。
(案外、「ネットや広告情報は信じない!信用できる人の口コミが全て」という人かもしれませんし)

みなさんのサービス・商品が届きやすい場所はどこにありますか?

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