ゲームっ子健在。
幼い頃に待ち遠しかったイベントといえば、クリスマスだった。
なにせ欲しいものをお願いできる上、もしかしたらそれがゲットできてしまうという夢のような企画。
どうにかしてサンタさんに認めてもらえるよう、数ヶ月前から念入りに行動していた。
(あの頃子どもだった全国の皆さんも、ウンウンと頷いてくれるに違いない。)
当時、一途にお願いし続けたものがある。私が喉から手が出るほど欲しかったもの。それは…
「ゲームボーイ」(1989年/任天堂)である。
ここで少し、私が小学生〜中学生頃に触っていたゲーム機を遡ってみる。
ファミリーコンピューター(1983年/任天堂)
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ゲームボーイ(1989年/任天堂)
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スーパーファミコン(1990年/任天堂)
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PlayStation(1994年/ソニー・コンピュータエンタテインメント)
〜〜〜〜〜以降もあるが、一旦省略〜〜〜〜〜〜
懐かしいあなたはきっと同世代…。
私はちょうどスーパーファミコン世代なのだが、我が家で導入されたのは中学校に上がる手前くらい。途中までは自宅ではなく、弟も一緒に従姉妹の家で遊ばせてもらっていた。
つまり、我が家とゲーム機自体の歴史は途中からなのである。
従姉妹の家で遊ばせてもらう度、当然ゲームへの憧れは強くなっていく。毎日ゲームができたらなぁと思うのは当然である。
そんな中でも、特にゲームボーイが発売された時の衝撃は今でも忘れられない。
皆さん、小学生の自分で想像してみてください…
いつでもどこでも、好きな時に…コンセントも入らず、ゲームソフトはとても小さく持ち運べ、対戦だってできてしまう。
「ゲームを持ち歩くことができるの…?そんな夢のようなことが…?」
当時は今以上にゲームが画期的な遊びだった。もう憧れを持たずにはいられないはず…。
話を始めに戻そう。
私はずっとゲームボーイ推しでサンタさんにお願いしていたのだが、ここまでの過程では手にしていないのは明白である。
それは単純に両親(主に母)が高学年に上がるまでは絶対ゲーム許さない派だったからなのだ。
毎年一途にお手紙を送っても、届けてくれるプレゼントは「編み物遊び機」や「子ども用ミシン」など、全く検討違いの物が届けられたのでシンプルにサンタさんにキレたこともある。
いや、もちろんプレゼントとして受けとったものもしっかり遊びましたが…(とんでもない奴。)
そんなこんなで携帯型ゲーム機を手にすることはできず、憧れを持ち続けた幼い頃。大人になってからはというと、ゲームを思い出すことはしても触れる機会は無くなっていった。
…はずがない!
逆にタガが外れたかのように、大人になってからは片っぱしから手にしてみせる!と、気合いが入り…その後はもうご想像の通りである。
大人になり、初めて手にした携帯型ゲーム機「Nintendo DS」で数種類のソフトを子どもの様に楽しみ、「PlayStation Portable」の画質の良さに泣き…今の時代の定番である「Switch light」にもそろそろと手を伸ばす…。
(もちろん、自宅用で「Wii」や「PlayStation4」などもゲットし、しっかり遊んでいた。)
立派な大人ゲームっ子の完成だ。
ゲームボーイの衝撃から何十年…。
まだまだ憧れは色褪せることはなく、あの頃を取り戻すかのように「大人ゲームっ子の歴史作り」を楽しんでいる自分が、なんだかんだで結構好きだったりするのである。
ゲームで感動したことや忘れられない話もたくさんあるのだが、それはまた次回のお楽しみ…。