たまには立ち止まって(2)
もやもや、どんより、イライラ、ズーン…。
考えなければいけないこと、やらなければいけないことが目の前にある時の私の頭の中で奏でる擬音たちを集めてみた。
頭ではわかっている。
さっさと解決してスッキリした方がいいぞ〜!ということは。
しかし、それでも様々な理由をものすごいスピードで叩き出し、結局後回し。
気がついたら直前でバッタバッタと騒がしい。
もう人生のテンプレートみたいになってしまっていて、ほとほと残念である。
最近これではいかん!と、思考をスッキリさせる目的で整理整頓・掃除などを取り入れるようにしているのだが、もうそれで満足してしまい、結局本来の大事なことは後回し。
テスト前になって急に掃除をし始めるあの心理。
本末転倒になってきているので、抜けられない無限ループに陥ってしまい困ったものである…。
そもそも、なぜギリギリマンになったのか…。
小学校の夏休みの宿題は、夏休みが終わる「4,5日前」に取り掛かかっていたがそんなにヒーヒー言わずに毎年提出できていたし、中学校・高校に至ってはなんとなくの要領でできていた。
思い当たる節があるとしたら大学の卒論である。
大体どこの大学も同じだと思うが、卒論の提出期限はめちゃくちゃ厳しい。
どんな理由があろうと、提出期限の1秒を過ぎたら即終了。
単位を習得できず留年決定だった。
もうまさに「Dead or Alive」である。
ただでさえ、就活・部活・教育実習といった同時並行ミッションを抱えながらの任務だった為…今思い出しても、胃が痛む。
なんせこの頃のことが時々夢に出てきて、「単位が本当に取れたのか…?」と、起床後も卒業してるか不安を覚えることもある位なのだ。
しかし、それ以上にギリギリまで卒論をヒーヒー言いながら提出期限直前にできたあの達成感…なんとも言えない爽やかな風が吹いたことを覚えている。
…そうか、それに味を占めてしまったのか…。
呆気なくその原点を見つけてしまい、それはそれで長すぎる達成感を引きずっている自分に、もう少ししっかりしなくちゃな…と、鞭を打つのだった。