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たまには立ち止まって(12)

定期的にベランダでぼんやりする時間を設けている。

色々な物件に住んできたが、振り返るとどの場所も共通して外の眺めがいい。

視界が開け風景を見渡せる魅力を一度でも覚えてしまうと、次も同じように求めてしまうのは人間の哀しい性だろうか…。


幼少期から戸建てで育ったこともあり、地面との接地距離は近い方が落ち着くように思えるのだが、集合住宅やマンションという場所に昔から憧れていたこともあり、惹かれているのかもしれない。
(実家に帰るとそれはそれで大変落ち着くが。)


よく、気分が悪くなったら遠くを見るといいと聞く。
車酔いなどに効果的な方法としても知られているが、これは普段の生活でも活用できることではないかなと思っている。

全体をぼーっと見ていると、これまで1点に集中してたことが急に薄まるような気分になり、「他にも景色はあったんだなぁ」と妙に落ち着くのだ。

凝り固まった考えや、自分でも気が付かないうちにギチギチになっていた心を少し分散するのにも最適なのかもしれない。

私にとって自宅のベランダは、無意識 にそういうメンテナンスの場所にしている要素が大きい。

きっと、そういうメンテナンスの場所を誰もが持って生活していると思う。


では、ベランダにリラックスを求め、私はなにと今戦っているか。

それは、プロデューサー(夫)の荷物監査が日に日に強化されていることと、一向に減らすことができない物たちとの対話なのであった…。


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2匹のkids(猫)のごはんをグレードアップするのが目標です…🐱