成長期姉弟。
少しずつ、ぽかぽか陽気が気持ちのいい季節になってきた。
最近はお天気がいい日にはベランダに出て、なるべく日光浴を1 日一回するようにしている。そうすることで体内リズムをなるべく崩さない作戦だ。
そんな中、久しぶりに弟から連絡が来た。
両親が、「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴/集英社:2016年〜2020年連載)にハマり始めたというもの。気にはなっているけれど…と、いう様子だったが遂に世間の波に乗り始めたといったところである。
劇場版もしっかり観たそうで、その感想は両親から直接連絡がきたのだが、泣きすぎて疲れたというくらいに二人で号泣したらしい。間違いなく私はこの二人の子どもだなぁとしみじみ。
そして、父と母が二人でアニメを観に行く姿を想像したらちょっとホッコリした。
両親もそうなのだが、弟ともコロナ情勢が落ち着かなくなってきた昨年から全く会えていない。
弟とは4つ離れているが、昔から仲が良い方だ。実家にいる時はカラオケやライブに行き、呑んだりしたものである。ちょこちょこ連絡しあってはいたが、直接話す機会がないとやはり寂しい。
実家に帰る時、弟に必ず聞くことがある。
「…アレ、また背伸びた?」
タモリさんの挨拶テンプレートのように必ず聞いてしまう。そう、弟は身長190cmオーバー。我が家の高身長ボーイなのである。
ちなみに私も173cmある。久しぶりに会う人には必ず同じように聞かれるので、もう姉弟あるあるなのかもしれない…。
これは最近お互いに知ったことなのだが、弟も私もなかなか良い大人にも関わらず、未だに身長がミリ単位で伸びていることが発覚した。
弟よ、お前もか…。
弟に至っては「山のようだ…」と、セリフが出そうになるくらい高いので、まだ少しずつ伸びてるのかと思うとちょっと笑ってしまう。
まぁ本人は障害物が頭にぶつかること以外は特に気にしていないようなので、それも弟らしい。
コロナ渦の中、リモートワークはできない職種の弟は日々出勤して頑張っている。
昔はどちらかというと引っ込み思案でぼんやりしていたが、今や様々な人と対面接客をする仕事をしているのだから不思議である。
逆に、私はどんどん昔の弟のような方向に向かっているので、少しずつお互いが違う成長期に向かっている気もする。
ちょっと癖があって、あまりにマイペースでイラッとすることもあるが弟は昔からいい奴だ。
一緒にいる両親の様子も、こうしてさりげなく連絡してくれる。
コロナが落ち着いたら、思い切りまた2人でカラオケに行きたい。
そして、成長期具合をお互いに報告しあうのが楽しみなのだ。