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勝手にどうぞ

僕は人間関係がとても苦手でした。
それが原因で会社をクビになることもありましたし、友達と衝突することも多かったです。

そんな僕ですが、今は人間関係で苦労することはほとんど無くなりました。

そこで、ここでは僕が人間関係という「ゲーム」をクリアしていった方法論と言いますか、思考回路をどう変更していったかというお話をしていきたいと思います。

目に見えるような物理的な変化はあまりありません。あえて抽象的に言えば、「自ら苦しむ道を選ばなくなった」ということです。

それよりも「考え方」という目に見えない変化が大きいです。これはかなり重要なことです。

僕は、他人の細かいところに気が散ってしまってそれがストレスになっていました。上司や同僚とぶつかることもしょっちゅうありました。そのせいで居場所がなくなることも多々ありました。

思い返してみれば、幼少期からずっとそうだったなぁ。。。笑

そもそも僕が上手くいくようになったきっかけは

「何でこの人に腹が立ってしまうのか?」

ということを深く考えるようになったからです。

そう考えてみると、好きと嫌いって紙一重だな〜と思うようになったんです。

どういうことかと言うと、好きな人に恋をしてる時ってずっとその人のことを考えてしまいませんか?

仕事をしていても遊んでいても、頭の片隅に常にその存在がありますよね。

それでは、嫌いな人はどうでしょうか?

「あいつの態度が気に入らない」

「仕事のやり方が気に入らない」

その場にいれば目についてしまうのはよくあることですし、そのことを思い出すだけでその場に本人がいなくてもイライラしてしまいますよね。

仕事が終わって家に帰ってもそのことが気になってしまって、思い返す度にその時の感情が蘇ってくる。

そんな経験はありませんか?

「ある」と答えた人は一回立ち止まって考えてみてください。

あなたが嫌いな人に対してやっていることは、「常にその人のことを想っている」という点で、好きな人に対してしていることと「同じ」であることに気づいているでしょうか?

嫌いな人のことを常に考えてしまっていることは、好きな人に対する態度と同じなのです。

「いやいや、そんなことはないでしょう」

と言いたくなる人もいるでしょうが、考えてみてください。

あなたはショッピングモールですれ違う人の態度や発言の一つひとつを取り上げて、いちいち文句を言うでしょうか?多少、変な人だとしても無視して素通りしませんか?

ではなぜ、ショッピングモールですれ違う人に対してはストレスを回避することができるのか?

それは、その人たちが「他人」であり、「どうでもいい人」であるからなんです。つまり、その人に全く興味がないということです。

このことから言えることは何でしょうか?

そう、それはつまり本当に嫌いな人に対してとる正しい態度は「徹底的に無視する」ということです。

所詮、自分以外の人は他人なのです。

仕事上の付き合いがあるにしろ、割り切ってしまうことが大切なのです。

嫌いな人のことで頭の中を満たすのはもうやめましょう。
それよりももっと自分がワクワクできること、楽しいことで頭をいっぱいにしましょう。

他人を思い通りに変えたいと思っても、自分のストレスと時間を差し出してまで他人を変える必要はないのです。

それは自分の人生と引き換えに他人の人生を導くことだからです。

他人を自分の思い通りに変えることは正直、無理です。
たとえ暴力で従わせることができたとしても、それは表面的なことで頭の中まで従わせることなどできないのです。

それに、どれだけ嫌いな人間であっても自分より秀でている部分は必ずあります。

「そんなことない」

と言う人は、まず、そのマインドをリセットしましょう。

"自分が絶対に正しいことなんてない"
こう思いましょう。

普段自分が「何を言ってるんだ」「おかしな人だな」と思う人がいるとすれば、本当にそうか?と考えてください。

そう感じてしまうのは、あなたのフィルター越しにその人のことを見ているからなんです。

うざい人、変な人が存在しているのではなく、自分のフィルターが、うざい人や変な人に変換しているのです。
また、その人には見えていて自分には見えていない世界も存在しているのではないでしょうか?

何を言ってるのかわからないような人だって、もしかすると自分よりもっと高度な次元のことを表現しているのかもしれません。

他人のことが理解できないことを諦めるのではなく、理解しようと努めることが非常に大事になってきます。
とても重要なことなので繰り返し述べます。

他人を、自分には見えていない世界を理解しようとすることが大事なんです。

人は理解できないことにストレスを感じます。
そしてそのストレスを相手のせいにして押しつけます。

悪いのは自分なのではないか?

少しでもこの意識を持つだけでガラッと思考回路が変換されます。

これはつまり、他責ではなく自責の認識を持つことです。

成長する人、成功する人の多くは自責の認識があるんじゃないかと私は感じています。

なので今後は、他人に対して腹が立った時は一旦立ち止まって

「原因は自分にあるのではないか?」と考えてみましょう。

これは完全な持論ですが、相手が自分に対して嫌な行動をとるときは多くの場合、自分が相手に対してとった態度の仕返しだったりするのです。

人間とは弱い生き物なので、相手に何か嫌なことをされたらやり返してやろうと思ってしまうのです。僕だけですかね?(笑)

なので、やってやられてを繰り返していたらずっと悪い関係が続いてしまいます。
相手に何か嫌なことをされても相手には決してやり返すことなく、優しく接する。
たったこれだけのことで勘違いも減りますし驚くほど関係が、良好とまでは言わなくても悪化していくことはありません。

時には話し合うってことも大切です。
なんでこの人はこの行動をとるのか?
なんでこの人はこの発言をしたのか?
それを相手に実際に質問してみることで「なるほど」と思えるかもしれません。
自分の全くの勘違いだったってこともあるかもしれませんよ。

相手が自分に対して嫌なことをしてきても、こちら側は大人になって対応すればいいのです。
勝手に怒っていてください。勝手に文句を言っていてください。
あなたが物に当たり散らかそうと、こちら側には害はありませんので。

もし他人に嫌なことを言われたりされたりした時には心の中で唱えましょう。

「勝手にどうぞ」

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