#7北欧への旅/生き方いろいろ、暮らしいろいろ@エステルスンド
さて、エステルスンドの空港に着くはずのスーツケースは届きませんでした。その後の続報を待ちましたが記録上は届いていることになっており、なんの進展もありません。
TさんのダーリンO氏は、ロストバゲージのエキスパートですから、彼のアドバイスは助かります。
荷物の遅延によって購入が必用となった衣類や衛生用品はルフトハンザが補償してくれます。特に、今回のケースはあまりにひどいのだから上限(1500ユーロ)はあるものの、受けた被害に対しての損害はちゃんと払い戻してもらいなさいと。
このままだと荷物がいつ受け取れるのか未定ということなので、Mさんが補償されるだろう範囲での、ふたたびのショッピングを楽しむことにしました。わたし自身は服も化粧品も要るものはありませんが、女子三人組でおしゃべりしながら買い物にレッツゴーです。
とあるお店の下着コーナーの“Bra Guide”のパネルに目がいきました。
ブラジャーの種類を説明しているのですが、使われているモデルさんが画一的な美しいモデルさんではなく、人種、体型も年齢もいろいろな人を採用して撮影されているところに、民主主義指数、世界第4位といわれるスウェーデンらしい配慮を感じました。こんなことをみつけたり、気づくのも旅のおもしろさのひとつです。
アラ還女三人組、留まることないおしゃべりと買い物を存分に楽しみ、最後の夜のディナーはO氏が特製カルボナーラパスタを作ってくれました。
それにしても、O氏はうちに連れて帰りたいぐらいにやさしくて、日曜大工から料理、片付けまでなんでもできていいダーリンです。T&O夫妻はかなりご結婚生活の長いご夫婦なのですが、とてもお似合いで仲良しでほんとにステキなカップル。❤️
仲良し夫婦が放つ愛情のオーラがこの家を包み込んでいるようにすら感じました。🥰
ご夫婦揃ってウィンタースポーツの公式審判という変わった職業なので、世界じゅうをいっしょに旅する機会が多いおふたり。スポーツを通して世界と繋がっているライフスタイルを実践している🇯🇵🇸🇪カップル。こんな生き方もアリなんだと思わせてくれます。
出発前に、7月だというのにスウェーデンの気温がかなり低いことを知り驚きました。夏の旅だけど防寒具がいるかと思ったら、Tさんが「防寒具は売るほどあるから心配いりませんよ」といいました。
そしたら、ほんとにほんと!!😂えるほどの量ありました。
彼女らの倉庫には売るほどの防寒具が並んでいたのです。それもオリンピックや世界じゅうの大会のロゴ入りの激寒対応のレアモノ、新品のタグ付きのものまで所狭しと。
エステルスンド、首都ストックホルムからは遠かったけどほんとうに来て良かった。T&Oご夫妻に会えて良かったと心から思いました。日本で当たり前と思われているライフスタイルとはまったく違う生き方、暮らしぶりです。
夏はスウェーデンの大自然の中にある自宅でゆったり過ごし、冬には世界を駆け巡るカップル。お二人の夏の日常をたとえ数日でも一緒に過ごさせてもらえて幸せ時間をわけてもらったような気がします。
さて、あたたかいおもてなしに感謝しながら、このステキな景色ともお別れです。
エステルスンドからは飛行機でストックホルム経由でコペンハーゲンに向います。ひょっとして空港にスーツケースが届いているかもしれないと、薄い期待を持って行きましたが、やはりありませんでした。😅
空港で働いているスタッフたちが、わたしたちのスーツケースの追跡をしていることを知っていて、声をかけてくれました。なかなか、横の連絡が徹底しているようです。
とってもステキな滞在だったので、名残惜しいですけどTさん&O氏とは、秋にまた日本で会いましょうと約束してお別れです。
さて、エステルスンドでスーツケースの受け取りは失敗に終わったので、経由地ストックホルムの空港で再び追跡を試みます。