白壁の可愛い街!こんなに絵になる場所は見たことない(南スペイン/モハカル)【旅の思い出#5】
わたしがこれまでの人生でいちばん気に入っている散歩の思い出です。
2015年は夫婦でスペインとギリシャの旅を楽しみました。
ギリシャの前にはスペインの古都トレド(そのうち記さなきゃ……)を堪能していました。。
ギリシャで10日ほど過ごしたあと、南スペインにしばらく滞在しました。そのときに訪れたステキ過ぎる村がモハカルです。ギリシャのアクロポリスの丘散歩も素晴らしい景色でしたが、わたしの中ではモハカル村の夫婦散歩が今のところナンバーワン。美しすぎて超オススメなのでもしスペインにお出かけの方がいたら足を伸ばしてみて下さい。
モハカルに関しては前知識はまったくありませんでした。地中海を堪能すべく美しいビーチのある場所を目当てに南スペイン旅を企てた結果、たまたま安いアパートがあったので滞在してみたらそこがモハカルという場所だったに過ぎません。
そのアパートで、ここまで来たら「絶対にモハカル村に行くべし!」とオススメされたので行ってみることにしました。後で知ったのですが「スペインの美しい村」「世界の美しい村」など常に上位にランクされるほどスペイン通には有名なのだそうです。
見ておわかりのとおり、日本人が観光で行くならマドリード、バルセロナ、セビリア、グラナダ、コルドバあたりが優先されそうです。初めてのスペインなのにサクラダファミリアやアルハンブル宮殿じゃなくて、アルメリアまで飛行機で飛び、そこからは車でしか行けないような地中海沿岸でまったりすることが目的というのだからかなり偏屈(夫ね)でしたね。
滞在したモハカルのビーチ沿いの景色は素晴らしく、
↑これは海側を見たときの景色で、裏は山側になります。そこから見えるのが↓「絶対にモハカル村に行くべし!」とオススメされた場所です。
バスを乗り継いで行けることがわかり、さっそく夫婦で冒険の始まりです。
そういえば、悲しみからまだ立ち直れていないときに記したnoteでもこんなふうに書いていました。
この山の中腹にあるモハカルに行くときに、バス停で出会ったおばあちゃんがバスの乗り方や乗り換えの場所を身振り手振りで教えてくれました。わざわざバスの運転手さんにこの人たちがちゃんと村に着けるように気をつけてやってと命令(?)してくれる親切ぶり。スペイン人の人の良さを肌で感じてうれしくなりました。親切なおばあちゃんのおかげでローカルバスでも辿り着けました。
後で思えばこんな一コマこそがわたしたちの旅の醍醐味です。
そして山の中腹にこつ然と現れる白壁の村の絵になること!
地中海を臨む高台にあるため、村の可愛さもさることながら、どこからも白壁と山と海が楽しめます。
あっそうそう、バスで親切にしてくれたおばあちゃんとは帰りのバスでも偶然いっしょになってお互いにびっくりしました。
体は食べたものでできています。
人生は見たこと、経験したことでできています。
夫と二人でこの白壁の美しいモハカル村を散歩した思い出は永遠です。
夫がいなくなったいまとなっては、このときの思い出をいっしょに懐かしみ共有できないことが残念なのですが、だからこそたいせつな人と、そんな思い出を作り続けて生きることがたいせつだったのだとあとになって気づきました。
わたしたちの時間は死ぬまでしかないのです。
こんなに美しいところを訪ねて、それが今は素敵な思い出になっていること、ほんとうに良かったと思っています。
まだまだたくさん旅の思い出があるので、少しずつ振り返り記録していきます。
モハカルの次に行ったのがカナリー諸島のひとつ、ランサローテ島でした。旅先の出会いで鳥肌がたった経験です。
モハカルの前にはヌーディストビーチにいたのでした。😆