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マイッタ! 昭和脳でネガティブオーラの男性って、これほど人を疲れさせるのね

“ママコ”としてのわたしが、末息子とBAちゃん(息子のフィアンセ)と楽しんだJapan Tour は大成功を収めました。

京都で合流した大学時代の親友K君とCちゃんはマッチングアプリで出合った米国人と台湾人の超お似合いカップルで、見ているだけで幸せが伝染してきました。

愛しあう者同士が手を繋ぎ、未知の世界を見て感動をわかちあう様子を眩しく感じつつ、いっしょに旅ができる幸せに感謝しながら旅をしていました。

彼らとの旅を実行してほんとうに良かったと、ほんわかした気持ちでミシガンに一足先に戻る息子たちを見送ったあとは、再びママコモードからyahoiさんに変身し「会いたい人との楽しい時間」を求めて旅は続きます。

生きたかった夫が目の前で逝ってからというもの、わたしは時間が愛おしくてたまらないのです。幸せな時間は人によって作られることを心底実感しているので、大好きな人、おもしろい人たちと良い時間を過ごすことをたいせつにしています。

たくさんの笑いで幸せな気分のなか、ひめこさんとまりかさんの恋活近況報告を楽しみにシティホテルながら大浴場が楽しめて豪華朝食もついて来るコスパ最高の潮見プリンスホテルに向かいました。


その前夜、ここに手をあげて集まって下さった方たちと真夜中3時半までアラフィフ、アラ還とは思えない盛り上がりでnoteガールズナイトのおしゃべりで夜ふかしをしました。😁

その場にひめこさんもいました。ひめこさんの現在進行中マッチングアプリは、米国でわたしがQPさんと出会った日本版なので、日本人バージョンはどんな感じかと気になり見せてもらいました。

ふむふむ、その中でもなかなかいい感じのプロフィールの男性がひめこさんにスキを送りメッセージが送られていることに目が止まりました。「知らない街を散策しながら歩くのが好き」と書かれているのでひめこさんにぴったりと思いました。ひめこさんの恋活応援団のわたしは、この方いい感じでは?とひめこさんにオススメしてみたのです。

ひめこさんは、あらためて彼のメッセージを確認しご自身でも納得されたうえでメッセージに応答し、しばらくやり取りしていました。特にレッドフラグはみつからないうえ、彼(Kさん)とひめこさんの誕生日が偶然にも同じということが判明し、“これは運命かも!”とかなりワクワクしてきました。

ふだんは米国にいるわたしが日本にいて、折しもひめこさんと女子会を楽しんでいる日に彗星のように現れたKさんとのマッチング。😍

こんどこそ、こんどこそと真実の愛を求めるも「ちくしょう、やってらんねぇ」で終わるひめこさんの心の叫びにもようやく終止符がうたれ、Kさんとラブラブな恋に落ちる妄想をしながら、わたしまでドキドキときめいていました。

日本のアラ還恋活仲間やその応援団から「日本のアラ還男性にQPさんのような人なんているわけない」という否定的な言葉を聞くたび、日本人でも真剣に探せばいるし、プロフィールをよく吟味して見極めてから会えば、ちくしょうだのやってらんねぇだのという言葉は出てこないと思っていたので、Kさんにかなりの期待を寄せていました。

実際にプロフィールを拝見してわたしがイケルと感じた男性ですから、わたしを恋活の師と仰ぐ(?)😆ひめこさんも、まりかさんも期待したことでしょう。

ところが、結果は撃沈。😱😆 

ごめんなさい!!ひめこさん。
わたしの見立ては完全に間違いだった。

その方のプロフィール写真はかなり昔のものだったようで、実際の雰囲気とは大違い!!

アラ還ですから老いているのはあたりまえですが、それでも、内面がキラキラしているならその年令ならではのシワが刻まれ、そのうえでのセクシーさや魅力は外見にもにじみ出てくるものです。いちおうスーツ姿ではありましたが、登場したKさんに男性のキリッとした魅力も品格も見えず、ただ枯れ果て、しおれている感じでした。

期待を裏切られただけでなく、わたしと同じ歳だと思うとあまりに老けているので、ひめこさんの「ちくしょう、やってらんねぇ」発言もやむを得ないという気持ちにさえなりました。🤣ちなみにひめこさんはアラ還とは思えないほどかわいくてチャーミング。

とはいえ、外見は磨けばなんとかなるので、内面に期待して4人で居酒屋に〜。

何を召し上がりますか?

「トマトスライス以外ならなんでもいい」とメニューさえ見ようとしません。

主体性を持って、注文をする気もみえないので、わたしたちキラキラ女子が、好きなものをどんどん注文しました。

まりかさんの「ほかにお嫌いなものありますか?」に、すかさず納豆とお答えになり、

「納豆は、他人が食べているのを見るのも嫌ですね」と吐き捨てるように、嫌悪感たっぷりの表情でおっしゃった。

「人が食べることまでダメなんですか?」

「ダメです、あれはダメ。だって、みんなこうやるでしょ?」

そういいながら、お箸を縦にぐーの手で持ちぐるぐるさせて納豆ネバネバさせるゼスチャーをしながら、不愉快そうな顔で「あれは絶対にダメ」ときっぱり。🤣🤣🤣

今後は納豆食べるたびにキンタさんのあのしぐさを思い出しそう

このあたりで、会話の中になにひとつ前向きな言葉は出てこない、女性を下に見る超ネガティブ系なことに気づきはじめました。

自分が嫌いだからといって、他人が納豆を食べることまで受け付けないと言い切る姿勢は、たぶんこの方の生きる姿勢にも通じるのでしょう。

初対面の女性陣にコンコンと元妻の悪態を伝えたあげく、昭和時代の企業戦士としてどれほど日本の高度成長期に貢献したかの自慢。そのうえで、現代の過労死基準の残業時間がたった80時間とは何たる少なさ、自分のころは200時間は簡単に超えて働くのが当たり前だったと、昭和男アルアル武勇伝。

確かに、それが現実だったことはわたしも理解しています。だって、昭和男と添い遂げた昭和女ですもの。

「良くも悪しくも、昭和の男性は家庭より仕事でしたからね。幸せや家庭のために働くというより、仕事のために仕事していた感じでしたよねっ」と話をあわせたつもりだったのですが、そこになにかカチンときたのでしょう。

昭和の日本を支えたのは我々であると力説しはじめ、わたしたちはどんどんしらーとしてきました。とはいえ、彼によるとプロフィールに自慢気に掲げていた某F社は39歳で引退しており、その後は派遣で政府の補助金の出るような仕事をされているそうです。

四半世紀も前に辞めている会社を自慢気に記していたことが判明してちょっと呆れました。

アラ還の場合は、こうした昭和脳のままの男性は多いのかもしれません。

コレ系で権力を離さない方がトップに居座っている企業もあるのでしょう。日本は世界と比べると衰退国家と言われはじめています。わたしは、Kさんの発言や行動と日本をついオーバーラップさせてしまいました。

ひめこさんのパートナーとしては、完全に失格だとわかりましたが、それでもわたしたちにとっての楽しいひとときになればと、なにか笑いあえること、共感できることがないかといろいろと質問してみたのですが、休みは競馬やゲーム、最近の読書や映画などをきいてもなんの接点もみつけられませんでした。

プロフィールでは、知らないところに出かけることが好きと書かれていたのに、出かけている様子はなし。今、いちばん行ってみたいところは?と問えば、宇宙の果てとのこと。

具体的地名でも出てこれば、会話は弾むのでしょうが、宇宙の果てでは、現実味ゼロ、荒唐無稽過ぎて「あっそう」で終わってしまいます。

何をしているときが楽しいか?と問えば「特に楽しいことはないけど、だからといって死にたくはない」ときた。😅

ひめこさんに向かって、

「あなた死にたいですか?死にたくないでしょ?」と詰め寄るKさん。🤣🤣🤣

いやいや、死にたいか生きたいかではなくて、わたしたちが知りたいのは、

「どんなふうに生きていたいか?」

そこから、あなたのパーソナリティーや価値観を見極めたいのに……

ダメだこりゃ。

このあたりで、笑うより仕方がない感じがしてきました。

そうか、死にたくはないから生きている方だったんだ。

わたしには生きているのに死んでいるように見えました。

過去の栄光にすがりついて、現代を否定する。楽しく、幸せな時間を求めてなにかを始めようとも思わない。新しいことに挑む気配もなければ、人生を謳歌しようという意欲もない。

この方、このマッチングアプリにもう5年も居着いているそうだ。

アラ還がマッチングで相手を探すなんて恥ずべきことだというお考えのようなので、「わたしはマッチングで最愛のパートナーを見つけることができて、今とても幸せで、みつけたことを誇らしく思っています」と返すと

「あなたアメリカ人だからでしょ。そんなのバカに見えますよ」

「えっ?わたし日本人です。わたしってバカですか?」

この男性がマッチングアプリにいて、なぜ女性を探しているのかがだんだんわからなくなってきました。謎過ぎる。わたしのカップルに対するデフォルトイメージは息子たちのような、前述の若者カップルなのです。

年齢に関係なくそうなれると信じているのです。

しかし、まりかさんの記事を読んでから妙に腑に落ちました。

彼は久々にムラっとしてあわよくば?ご自身の性欲をひめこさんで満たしたかっただけなのか?と。

たしかに、それなら恥ずかしいことです。

いやはや、いい社会勉強をさせていただきました。

アラフィフ、アラ還世代でほんとうの恋愛を探している皆さん、ご苦労がしみじみ理解できました。めげずに次行こう!

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yahoi /ライフエディター・エッセイスト
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