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人生の一章に多大な影響を与えてくれた人が亡くなった


今年はじめ、亡き夫のサモア人の親友、マキに会いに行きたいという記事を投稿していました。

過去に撒いてきたたくさんの種が、年を重ねてもずっとずっと根付いているわけです。あらためて、わたしってシアワセな人生送っているなぁと感謝の気持ちがわいてきました。

しばらくぶりに長電話してしまいましたが、みんな元気そうで安心しました。今のところ、サモアにコロナ感染者はいませんからできれば避難したいところですが米国からの入国が認められるわけもありません。

サモアを訪ねることは、わたしのバケットリストの一つ。パンデミックが収束したらかつてのサモアンフレンドに会いに行こうと、新たな抱負もできたところで、今ある目の前の平和な時間に感謝して、希望を持つことをあきらめずにのんびり気ままに暮らしていくことにします。

マキがこの世にいなければわたしたちはたぶん今米国で暮らしていません。そして、マキが「サモアを訪ねたとある日本人」に夫を探すようにお願いしなければ、わたしたちは繋がることはなかったでしょう。

数々の偶然が重なり、わたしたち家族はサモアに旅をする機会に恵まれ、あげくに「サモアで暮らしてみよう」という運びになって、米国に渡る前にサモアで四年間のかけがえのない時間を過ごしました。そのお世話になったサモア人のマキの訃報が飛び込んできました。

つい今月のはじめごろ、ワールドカップのサッカーの試合を見ていたマキは、日本の試合からわたしを思い出してメッセージをくれたところでした。それからたった3週間ほどで他界してしまうなんて……。とても残念です。

糖尿の持病があり常に病気だったマキは夫より年上でしたから、病気知らずだった夫が亡くなったときには、かなり大きなショックを受けていました。でも、元気だった夫がすでにこの世にいないわけですから、マキの生がその時を迎えたと聞いても驚きはありません。でもさびしくて残念です。

たいせつな人の生が終わっていくことを目の当たりすると、時代が移り変わっていくことを嫌でも実感します。そして、命には必ずや終わりが訪れるからこそ、過去の美しい時間があったことに感謝して、より素敵な時間を築いていくことのたいせつさに気付かされます。

マキ、今ごろはあっちの世界で夫との再会を喜んでいるのかな?

ふたりでラバラバ巻いて、座り込んで飲み食いしている姿を想像しています。

『パパラギの島で暮らそう!―わが家の南国移住作戦』より向かって左が夫、右がマキ

我が家のサモアへの移住に繋がった旅のことを夫が本にしています。

四年間の我が家のサモアンライフはこちら。↓表紙画像は当時のわたし😆


たくさんのアンビリバボーな体験と思い出をくれたマキに感謝。彼のおかげでわたしの人生はそんじょそこらの人とは別格のおもしろいものになりました。

マキよ夫のことをあっちの世界でもよろしくね。

マキはサモアで牧師をしていたからかクリスマスに逝っちゃった


🌴サモアの思い出のフォトエッセイ



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yahoi /ライフエディター・エッセイスト
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