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地下部分完成して新しいライフスタイルに【#25家にまつわるストーリー】

6月始めからスタートしていた我が家の未完成だった地下の工事(正確には半地下)が完成しました。

9月の始めに完成し、少しずつ上の荷物を運び出す作業を進めていましたが、家というのは住んでみて、使ってみてから細かいことに気付くこともあります。

下にもwi-fi用のケーブルのアウトレット(コンセント)を付けたのに、ルーター繋いでも機能しないってことで、再び電気屋さんが飛んできたり、ジム部分にインストールした全身鏡の付け直し、壁のペイントにムラを発見して直してもらったり……。

もちろん、これらは請負会社もアルアルの事例として、なにか不具合をみつけたらすぐ対応しますとのことでしたから、素早い対処に安心しました。息子夫婦もわたしも満足できたので、最終支払も終えたところです。

Before, After のために同じ角度から写真を撮りました。

Before
After

息子夫婦のウォーキングクローゼット付きマスターベッドルーム、ストーレッジ、ゲストルーム、タローのオフィスと、ムゥちゃんのライブラリー/オフィスに、バスタブ付きシャワールームにトイレ。

オープンスペースの半分はタローのトレーニングスペースと、映画やゲームを楽しむメディアルームとして使うことになりました。

ただっ広く思えたけど、モノを置くとそうでもなくなる

バスタブ付きシャワールーム&トイレはシャワールームからも出入りできるようダブルドア

これまで使っていた上階のマスターベッドルームに慣れてしまっているので、それより質を落としたくないと言い張るタローの希望で二人用シャワーとバスタブと、ダブルシンクの洗面を入れました。

タローは、父親が自身のドリーム・ホーム建築中に亡くなり、この家を楽しまずして逝ってしまった姿を目の当たりにして以来、日々を楽しむことやQOLにとことん拘るようになりました。

4年前にこんな経験をした息子ですから……

わたし同様、この家を夫が味わえなかったことが今も残念で仕方がないのです。そんな気持ちもあり、できる範囲で最大限の満足と共に、ここでの暮らしを楽しんでいきたいと考えています。

マーシャルアートの好きなタローはブラジリアン柔術、テコンドー、柔道と仕事が終わると道場に足を運び、家でもトレーニングを欠かしません。その後にはバスタブでリラックスすることがルーティンです。

バスタブに浸かりながらテレビ見えるようにと、あらかじめ壁に取り付けられるように配線も頼んでいました。

わたしの知らないうちに50インチテレビが付いていた!

地下部分が完成したおかげで、息子夫婦が揃って階下に引越したので、わたしと夫が使うはずだった上階のマスターベッドルームはやっとわたしのものになりました。

取り戻したベッドルーム&バスルーム

わたしは息子たちのように、新しいものをどんどん買い足す必要性を感じないので、すでにあるものだけを丁寧に使って暮らす派です。

ベッドルーム内にウォーキングクローゼットが2つ、広い二人用シャワー、トイレ、ダブルシンクの洗面、バスタブにプライベートデッキと、キッチン以外のすべてが備わっていてゆったりしています。しまうところがたくさんあるのに、しまうモノがないので、収納スペース空っぽのままです。🤣

日本人のスタンダードからすれば、なんと贅沢なことでしょう。

これを遺してくれたけど、味わえずに逝った夫のためにも、わたしが思う存分堪能しなければ!

これまでは、家にあれどお風呂タイムは息子夫婦が留守するときだけでしたが、やっとわたしが好きなときに、好きなだけ楽しめます。

毎晩、「今日はどのエプソムソルトにしよう」と楽しみでわくわく。

日本人なら、風呂に入ることなんて当たり前なのかもしれませんが、わたしにとってはアラ還にしてようやく叶った時間です。

息子たちはガレージから直接階下に行けるため、これまでよりお互いに顔をあわせる機会は減りました。息子夫婦にとっては、よりプライバシーが確保できるようになりました。

ただ、キッチンとランドリールームは上階だけなのでお腹がすいたり、飲み物がほしいと二人共上がってきます。当初は下にもキッチンをつけ、完全なる2世帯住宅にするか迷いましたが、水回りのメンテナンスは大変だし、料理が好きではない彼らにとっては、あってもたぶん使わないだろうということで意見が一致。

息子は完全リモートなので常に彼の部屋にいます。ムゥちゃんは毎日、午後から仕事に出かけます。家事はほぼわたしが担当していますが、家も庭も大きいので、庭仕事や芝刈りなども含めればとてもフルタイムで働いているような人の手に追えるものではありませんから、それぞれの役割がうまく機能してウィンウィンです。

ほんとうに贅沢な環境だと思っているので、感謝の日々です。

ほんの4年前に毎日たくさんの涙を流し、眠れず、不安と悲しみと恐怖で震える日々を過ごしていました。


この先も一生、あのころのことを忘れることはないと思います。

どんな苦境に対しても、しなやかに起こることを受け入れていけば、なんとかなっていくものだと思う今日このごろですが、やっぱりわたしはラッキーかもしれません。

すべてに感謝!


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