【アラ還セカンドライフ#30最終回】愛と信頼を確信して結ばれる
亡き夫以外の男性と、体温を感じるほど接近したのはこれが初めてでした。
QPさんは、明らかに自己開示しはじめたわたしに対して、冷静で紳士的な対応を変えませんでした。まるで人形のようにわたしの行動に身を任せているようでした。
わたしに夫以外の男性経験はなくとも、友人やドラマや映画で見聞きする男女の展開は想像できるだけに、彼の潔癖さに心底感心しながら彼のぬくもりを感じていました。
彼は、ただ微笑みながらやさしくわたしの肩を撫ぜているだけ。
現役ソーシャルワーカーで、かつては