「自分の変化」を感じるための振り返り
子どもの成長を感じるクリスマス。
習い事のミニコンサート、クリスマス会を見て、「こんなことも出来るようになったのね」「成長したな」と感動しています。
子どもは、成長のスピードがはやいことも、変化を感じやすい理由の1つですが、さらに自分ではなく他人の成長は気付きやすいと感じます。
対照的に、自分の成長は感じにくい。無理矢理にでも時間を作り、自分の成長を考え書き留めておかないと、ふんわり、日々が過ぎていきます。
改めて、年末だからこそ、振り返りをしつつ、2023年頑張った自分を褒めると良いと感じているので、書き留めます。
自分の成長を感じることのパワフルさ
なぜ自分の成長を感じると良いのでしょうか?
人に褒められると嬉しくなりますが、自分で自分のことを褒め、満たしてあげられるようになると、「人からの評価」に左右されなくても、自分の自己肯定感を高めていくことが可能です。
これは、大人にぜひ身につけると良い能力ですが、子どもにも身につけて欲しい生きる力の一つ。子どもに身につけて欲しいと願うなら、まずは大人である私たち自身から。
子どもや家庭を優先し、自分への優先順位を下げてしまいがちな親という立場だからこそ、自分が自分を褒め、満たす。その一つとして、「自分の成長を感じる」ことは大切です。
自分目線と俯瞰目線
「自分のことはよくわかっている」と考えている方もいると思いますが、自分の目線の中で生きていると、どうしても近すぎる自分のことは見えにくくなることはありませんか?
逆に、「俯瞰目線」で自分から離れたところに目線を飛ばし、自分を俯瞰して見ると、今まで見えていなかった自分が見えることがあります。
コーチングでも、「ポジションチェンジ」という形で、イスを使って「自分」と「相手」を俯瞰して見たり、自分目線・相手目線・俯瞰目線を行き来することがあります。
自分目線ではなく色々な目線を行き来することで、見えていなかったことを感じたり、妄想を広げることで、「仮説検証」を繰り返す際の「仮説」の幅が広がります。
自分の成長を感じるための一歩として、この自分目線と俯瞰目線の行き来が、とても大切になります。
【ワーク】褒め褒め振り返り
【自分目線】
この1年を振り返り、自分の頑張ったところを書き出します。
まずは3分で10個を目標に書いていきましょう。
大きなことでなくても大丈夫です。
小さなこと、些細なこと、どうでもよいこと。
なんでもOKですので、思いついたことを書き出していきましょう。
【俯瞰目線】
書き出したら、それを俯瞰目線で見てみます。
家庭内のことを頑張ったんだな、
仕事の〇〇を頑張ったんだな、
趣味の〇〇を楽しんでいたな、
など、自分が頑張ったこと、チカラを入れたこと、が出てきます。
また、可能だったら、複数人でシェアすると良いでしょう。
人の話を聞くことで、自分にはなかった視点や気付きがうまれ、頑張った自分を褒める項目が増えることが多いです。
【自分目線】
やってみてどうだったか、振り返ります。
追加で書きたい項目が出てきたら、ぜひ書き足しましょう。
頑張った自分を、自分自身で褒める。
最初は慣れない気持ちになるかもしれませんが、繰り返し自分を褒めることで、「出来ていないこと」を見る目線から、「出来ていること」を褒める目線に、意識がスイッチしてきます。
自分で自分を満たす
自分で自分のことを満たすことは、感情を取り扱う能力(EQ)とも関連する、とても大切なことです。感情は取り扱える。自分で自分のことを満たすことが出来るようになると、感情の取り扱いにも意識が向くようになります。
人は、自分が満たされていると、相手にも優しく出来たり、相手に愛情を注げたりするものだと感じます。
私もまだまだ、自分のことを満たせていないタイミングもありますが、自分のエネルギーを無駄使いしないためにも、自分で自分を満たすことを意識しつつ、「自分の変化」に気付けるように進化していきたいと思います。
自分の変化に気付き、自分を褒め、さらに自分の変化に気付けるようになる。。このループが回るようになると、さらに変化のスピードがはやくなっていきますよ。
ぜひ、年末年始の振り返りの際に、やってみてくださいね。