「チャーリーとチョコレート工場」大阪公演初日が最高だった件
「かっこよ…」
1幕が終わった瞬間、思わずつぶやいた。そんな人はわたしだけじゃなくて、周りからもちらほら聞こえてくる。
この舞台が素晴らしすぎて、「もうこのまま終わらなければ良いのになぁ。2幕が始まらなければこのワクワクした気持ちのままずっといられるのに」と、本気で思った。
1/27は堂本光一さん主演のミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」の大阪公演初日。
大阪公演は梅田芸術劇場ではなくフェスティバルホールだった。オーケストラを聴きに頻繁に来ているホールではあるものの、ミュージカルでは初めて。フェスティバルホールってこういう使い方も出来るんだ…!すごい…!とりあえずこの余韻の中でレポというか感想というか。
※ネタバレ注意
ロビー
1階ロビーのグッズ販売横に光一くんのポスター置き場が。撮影大会になっていた。
チョコレート好きということもあり、チャーリーとチョコレート工場は何度も繰り返し観ている映画。ジョニー・デップ主演の映画が公開された当初は本当にウォンカチョコレートが販売されていて、わたしもずっとそのチョコレートに憧れていた。確か値段は500円くらいしたので、学生のわたしには高くて買えなかったのだ。
そんな思い出もある好きな作品なのでミュージカル上演が発表になってからずっと楽しみにしていた。でも、光一くんといえば「Endless SHOCK」が人気でチケットが取れないと聞いたことがあったため正直心配していたが、案外普通に取れたので良かった。
子どもたちは基本的にW主演。この日のキャストはこちら。
堂本光一さんの舞台初めてなのでシンプルに楽しみ。
舞台
①とにかく光一くんが格好いい
最初の登場シーンから既に格好いい。ウォンカってすごく個性的な役柄で独特の雰囲気を醸し出す人。ジョニー・デップの印象が強い中どう演じるのか気になっていたのだけど、凌駕するくらいのハマり役だった。
妖麗な役柄めちゃくちゃ似合っていた…。光一くんウォンカはすごく紳士な印象。それでいて艶っぽい歌声がみんなを魅了する。出てくるだけで場を支配するほどの存在感があって最高の座長では…?と思わずにいられなかった。
特に光一くんのファンではなかったのにファンになってしまった。あまりに格好良いので1幕終わってすぐにパンフレットを買いに走ったくらい…!買う予定がなかったのにな。今年最後らしい「Endless SHOCK」観てみたいなぁ。無理だろうなぁ。
今回のミュージカルにアドリブがどれくらい入っていたのか気になっている。「何が出るかな〜」と小堺一機さんの名セリフを真似るシーンはアドリブなんだろうか。
②観月ありささん演技も歌も上手くてびっくり
「観月ありささん、こんなに歌えるんだ…」
というのが正直な感想。舞台で拝見するのが初めてで、こんなに舞台に合う人だとは知らなかった。お母さん役は観月ありささんって分かっていたのに普段の印象と違うから、最初は本当に本人なのか半信半疑で観ていた…笑
映画のお母さんって最初と最後くらいしか出てこないから1幕で出番はほぼ終わりなのかと心配していたけど、要所要所で出てくる演出で良かった。だからお父さん亡くなっている設定だったのかな?この設定に全然違和感はなかった。
③子役みんな歌うますぎ
とにかくこれにつきる。
チャーリーが歌い出した時「天使の歌声や…」と思ったくらい透き通った声にびっくりした。チャーリーが最大上手いのかと思いきや、子役がみんな同じくらい歌える。レベルが高いし、このくらいでないとミュージカルは出来ないのかと驚いた。
④子役登場シーンが個性的ですごく良い
子役たちの登場シーンがまた良いのだ。映画との変更点として、それぞれの個性に合わせたイメージカラーを全員が持っている仕様になっていた。それがめちゃくちゃ良くて、個人個人の個性をしっかり際立たせていた。
・オーガスタス・グループ(多分赤)
ソーセージの印象が強くてカラー意識してなかったけど(笑)、多分赤。グループ夫人と交互の歌唱。地声から裏声までめっちゃ綺麗だった。
・ベルーカ・ソルト(黄色)
バレエ少女をキャスティングしており、美しく舞う姿が印象的。全編通して所作が綺麗。父の歌の合いの手として歌うベルーカ。「娘の我儘」を具現化させた合いの手がすごく良くて、ベルーカの個性をより印象的にしていた。このシーンもう一度観たい。
・バイオレット・ボーレガード(ピンク)
とにかく派手でロックな女の子!ピンクもガムもめっちゃ似合う!ものすごい声量で海外スターのごとく歌う彼女にみんな惹き込まれたのでは?日本人離れしたあのファンキーさを演じられるのはすごい。
・マイク・ティービー(緑)
ゲーマーでハッカーのマイクは緑。ティービー夫人と2人で歌い上げる。暴力的な役柄で、歌も多分メタル系?親子2人で1つ感が最も強いキャラクターだった。余談だけど、夫人役の彩吹真央さんを宝塚以降初めて見てテンションが上がった。(彼女のルドルフが好きで…)
強烈な個性を持つ彼らと一緒だからこそ、チャーリーの普通さや素直さがより引き立ったように感じる。チャーリーは天使。
⑤最初と最後がオシャレ
ここは多く語らないが、ウィリー・ウォンカの登場シーンとチャーリー最後のシーンがオシャレだなぁと思った。統一感があって。他のみんなはどう感じただろう?
舞台挨拶
今回は大阪初日ということで舞台挨拶があった。嬉しい!だから初日と千秋楽って大好き!折角なので覚えているうちに書き出しを。既に記憶が曖昧なのでニュアンスだけ。
光「今日は大阪公演初日ということで、しーくんから舞台挨拶を」
シ「えーっと、えーっと…(かわいい)、大阪公演は最後の公演なので1公演1公演を大事にしたいと思います」
光「大阪公演、会場も広いですが2階席、3階席の人にも届きましたか?」
光「私事なんですが、フェスティバルホールは88年頃に先輩のコンサートを初めてみた場所で。まだ改装する前のホールなんですが。エンタメの始まりとなった場所なので、この場所は自分にとっても感慨深いです」
光「大阪公演は期間は短いんですが…スケジュールがとんでもないですね。休演日がありません!(客席からも笑いがおきた…笑)さっきしーくんが言っていたみたいに1公演1公演を大事に、カンパニー全員で頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました!」
その後のカーテンコールはなしですぐ終演。17時30分〜20時45分、所要時間は3時間15分ほど(間に休憩30分)の舞台だった。とにかくあっという間に感じるくらい楽しいので再演することがあればその時も是非行きたい🍫
以上、チャーリーとチョコレート工場の感想でした。
書いていたら本当にもう一度観たくなってきた…困った。