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やらずに後悔していること④

前回からの続きです。
よろしければ、こちらからお読みください↓

新卒で就職してから14年。
すでに私は4回も職場を変えていた。

5つ目の職場は、前職と同じくパート。
向いていないとわかっていながら同職種を選んだ。
新しいことに挑戦する労力に比べたら、現状維持の方がマシだと思ったからだ。
職場が違えば何か違うだろう、という期待もあった。

が、仕事内容というよりは人間関係にどうしても適応できず、精神的に追い詰められて半年も経たないうちに退職した。

疲れ切った私は「次は楽しめる仕事にしよう」と思い、多少時間がかかってもいいから妥協せずにじっくり求人リサーチすることにした。
これまで無駄に焦って勢いで決めてきたのを、ようやく改めた感じだ。

そして、思いのほか早く条件に合うパート先が見つかり、すぐに、再就職することができた。

今回は「楽しそう!」「やってみたい!」と思える求人に応募した。
これまでに経験したことのないフィールドだが、福祉職ではあるので経験は活かせそう(転職回数は多いが、一応全て福祉職を貫いてきた)。
個人的な趣味の領域と重なるのも魅力的だった。

実際に働き始めてみて、あまりの働きやすさに驚いた。
今まで経験したことのない「無理なくやれている感覚」があった。

しかし、一年ほどたった頃、39歳の誕生日を目前に、私は焦っていた。
気楽に働けるのは良いけれど、いつまでこんな不安定なパートの身分でいるんだろう?
40歳になる前に正社員になっておかないと、この先チャンスがなくなるのではないか?と。

そこで、またもや転職活動を始めることにした。
私38歳、娘小一の夏だった。

つづく

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