見出し画像

#477 トンネル採掘はどのくらい費用がかかるのか?

こんにちは
ヤギです

先日長野県と岐阜県をつなぐ道路(一部有料)を走っていて思ったことを調べてみました。それが安房トンネルです。
ここは有料道路になり700円くらいかかりました。
距離にして5キロほど。場所はこんな感じです。

まずは引きで
拡大すると

で、通って思ったことはこんな短い区間なのに700円もするの?
ということです。しかし、すぐにあることに気が付きました。
それがこの長野県と岐阜県の境というか松本(長野」から高山(岐阜)に入るまでは延々と山道です。あれ、トンネルってどんくらいお金かかるの?
ということが気になりました。

ここの維持管理もあるだろうし採算ってあうのだろうか?

安房峠道路全体の事業費は約860億円とのことです。
それだけかかっておそらく現在も維持管理でどんどん経費はかかるでしょう。にも関わらず700円程度はやっぱり安いですよね。

トンネルだけの施工費などの費用は探せませんでした。

安房トンネルの歴史

北アルプスを越えて岐阜県と長野県を結ぶ道路が少なく、国道158号現道の安房峠は大型車のすれ違いが困難なため、安房峠道路の開通以前の現道は観光客の多い時期には通過に5時間以上(長い時には8時間)かかることもあったほか、冬季は積雪により通行できなかった。その安房峠越えをわずか5分に短縮させた。
現地調査から33年・着工から18年の歳月を費やして開通した。当初は2005年度末に開通する予定であったが、1998年長野オリンピックに間に合わせるべく急ピッチで工事が進められ、1997年12月に開通。これにより、岐阜県飛騨地方と長野県の間が年間を通して行き来できるようになった。

Wikipediaより

現地調査から33年てすごい期間ですよね。当初から開通までずっと携わっていた方はいるのでしょうか?

通過に5時間長いときで8時間て隣の県に行くのにそれだけ時間がかかるって…それを5分ですよ。本当に便利になった世の中ですよね。
昔の方からしたら想像もできないでしょうね。

採掘に当たりの問題

急峻な地形からヘア ピンカーブとなり、脆弱な地質のため、のり面の崩壊等 の恐れがあり、冬期には雪対策等の管理が困難であり、 また自然保護上の問題もあった。一方、長大トンネル案 については、火山活動地域のため、高熱・温泉地熱、高 圧湧水、脆弱な地質等の問題があった。

https://www.jcca.or.jp/infra70n/files/PJNO_19.pdf

確かに冬は雪だろうし、大雨などの天候のトラブルも尽きないでしょう。
峠道を運転していて街灯もないし細いし、土砂崩れでも起こるのではないか?というような場所もいくつもありました。

そんな場所にトンネルを掘るってそりゃ現地調査にも時間がかかるのも納得です。

整備による観光消費の増加

観光を例にとってみると、周辺の観光施設で観光客数 が急増し、開通直後の1年(H9→H10)で、安房峠道路 周辺の観光客は、平湯温泉で1.6倍、新穂高ロープウェイ の利用者が1.4倍、高山市内の観光客は1.3倍となっている。 高山市の外国人宿泊者数については、鉄道、東海北陸道、 中部縦貫道の整備の進捗もあり、1995(平成7)年の2.3万 人から2009(平成21)年には14.8万人、2017(平成29)年 には51.0万人と急増し、観光消費額も940億円にまで増加した。

今回、松本にも高山も訪問しました。
人口は松本市が24万、高山市は8万と松本は確かに人が多かったですね。
ここで高山のことも調べてみましたがなんと高山市は日本で一番面積の広い市だそうです。広さは東京都と同じくらいで大阪府や香川県よりも広いとのことです。

高山市の中心地はさすがの町並みです。
で、町並みも素晴らしかったし、駅などもきれいに整備されていました。

すばらしかったのでこちらをご覧ください。奨励賞を受賞されていました。
土木学会デザイン賞←ここみて!!!

町並みもさることながら君の名はでも飛騨高山なども聖地とされていますよね。

トンネルの施工費については条件がすべて違うため一概にいくらという目安を出すのは難しいです。
経済効果を考えるととんでもないですよね。ただ、環境にかかる影響も最小限にしてまた採掘中の事故だけは無いようにしてもらいたいですね。

以上です
今回は有料道路を通って疑問に思ったことを調べてみました。
みなさんはいかがでしたか?700円は高いですか?それとも安いでしょうか?ご意見ご感想お待ちしております!
最後まで読んでいただきありがとうございます
次回もお楽しみに
ではまた


この記事が参加している募集

いいなと思ったらいいね、シェアお願いします! サポートしていただけたらスタバでの作業代にさせていただきます! いつも読んでいただきありがとうございます😊