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変身スーツのその後(7)(一分で読める小説)

「ここ、空いているかしら?」と私は上司の隣の席を指さし聞いてみた。
女性の声を出すのは難しいが、何とか誤魔化せた。
上司は好色の顔を曝け出して言う、
「もちろん空いていますよ。どうぞお座り下さい。
何か飲みますか?」
と、声が弾んでいる。何人かの男が、私達を見ている。
上司は優越感に浸っているはずだ。

「ありがとうございます。此処に来るとイケメンの男性が大勢居ると友達が言っていたので、
来たのですが、噂は本当だったのですね」
と、私は弾んだ声を出して、彼の瞳を覗き込んだ。

上司はきっと思っているはず、軽い女だと。

「貴女の様な美人に恋人が居ないなんて信じられませんが・・」
と言って、目線は胸に向いている。
私の服装は赤みがかったワンピースで
胸の割れ間を強調した服である。
私は、初めて経験でスリルな興奮と面白さを感じた。

私の容姿は、日本人離れした顔立ちで堀の深い顔である。
バストも大き目にしてある。
「私、ラム酒がいいんだけど、ご馳走してくれますか?」
と、甘えて言ってみた。

「マスター、こちらの女性にラム酒をお願いします。」

私は一気にラム酒を飲み干し、少し酔った振りをした。
私は、酒に強くこれくらいは何とも無い。
「飲み振りが良いですね。もう一杯いかがですか?」
「ありがとうございます。
でも酔ってしまいますので・・・」
と、もったいつけて言ってみる。
「そう言わず、もう一杯・・・。マスターお願いします」

(二人の会話まだまだ、続きますがここは省略します。)

私は上司にホテルに誘われるように罠を仕掛けた。
そして想い通り事が運ばれていく。

次に続く

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