ラジオの放送(1分で読める小説)#ボケ学会
映像の無いラジオ。
ラジオのナビゲーターの人ってどんな人だろうか?
声で容姿を想像するしかない。
僕がいつも聴いているあのラジオ番組。
いつも可愛い声で、話しかけてくれる。
きっと容姿も可愛い人だろうな〜
一度その人に会いたいとラジオ局に見学に行く。
ラジオのスタジオはガラス張り
不思議な事に誰も居ない。
スタッフの人に聞いてみた。
「この放送は生番組ですね」
「そうです。生放送です」
「でも、スタジオには誰も居ませんよ。」
「そうです、今AIが作動しています。
今は、ナビゲーターは人では無くてAIです」
無人のスタジオから流されるラジオ番組。
何か寂しい思いが込み上げてくる。
追伸
いつかこの様な時が来るのでしょうか?
それとも、もう来ているのでしょうか?