Photo by taronpe 自由を求めて(5) 6 ボーン 2023年8月23日 05:24 5「俺たち今日も、ここで暮らしたな。いつになったら、買ってもらえるんだ!」「売れる訳無いでっしょ!ここに居たってお客様の目に止まらないよ。」「でも、目に止まっても気持ち悪く思われるよ。僕達、一生この倉庫暮らしだよ。腐るまでず〜と此処で暮らすんだよ。」「本当に神様、居ないのかな?居なかったら、悪魔でも良いから、僕たちを動ける様にして欲しいな!此処から出して欲しい。」と、木彫り達の話し声が、ジョニーの耳に聴こえてきた。「お〜い、君たち」と、ジョニーは木彫りの人形達に聴こえるように大きな声で言った。「おい、誰かいるぞ。こんな真夜中に誰かが倉庫に入ってきたのか?」と、木彫りの熊が声をあげる。「人では無いよ。俺だよ。君達が噂している悪魔だよ。もっとも、俺は悪魔では無くて天使だが。」と、ジョニーが自己紹介しながら木彫りの人形達に近いて行く(読者の方の中で、悪魔は見えないと書いてあったのに木彫りの人形には見えるのか?と思われた方もいらっしゃると思います。見えるのです。木彫りの人形は人間では無い為見えるのです)「変な事言っているぞ。『悪魔では無くて天使だ』って普通言うか?怪し奴だ。気をつけろよ、みんな。」熊が注意をうながす。「私の名前はジョニーだ。君達の願いを叶える為に、天界から降りてきた、悪魔では無く天使だ。よろしく。」と、ジョニーは優しく言って木彫り人形達を見渡した。木彫りの人形達は不審な目で観ている。だが、一匹寝ている奴がいる。ジョニーは、激怒した!呼び出しておいて寝ている人形に、腹を立てた。「この、寝そべり寝ている奴は誰だ!誰か、その物を目覚めさせよ!」と、命令口調だ。「あの〜悪魔改めて天使様。そやつは、伏龍と言っていつも寝ているのです」と、遠慮がちに招き猫が答える。「そやつはいつも寝ているのか?仕方が無い、そんな奴はほっておこう。みんなの願いは、『動ける様になりたい』だったな。だが動ける様になって、どの様な事をするのか?」と、ジョニーは威張ってみんなに聞いた。https://note.com/yagami12345/n/n73f7aeebc41c ダウンロード copy #小説 #ファンタジー #天使 #悪魔 #売れないKindle作家 #売らないkindle作家 #ペイソス #どうでも良い話 #売れてるkindle作家 #人形達 6 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート