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君の吐息(140字の小説)

君の吐く息が、天に昇っていく
息も君のひとつなんだね

粉雪が僕たちに降り注ぐ
日差しを隠した空から舞い落ちる
繋いだその手は冷たくて
僕の温もりを君にあげるね

どこまでも続かない道だけど
このままどこまでも歩きたい

君のよこ顔が瞳に残るよ
絶対に消える事のない想い
色褪せぬ恋心
あの時の僕は若かった。


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