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名器と言われるお皿(1)ユニシロシリーズ(1分で読める小説)



ユニシロというヘンテコな店に入ってみると、
男が揉み手をしながら、私の元にやってきた。
チビな男だ。
「いらっしゃいませ。何をお探しでしょうか?」
と、愛想笑いを浮かべている。
その不気味な笑顔に、私は警戒感を抱いた。

「別にこれっといって、欲しいものは無いのですが・・」
と、男から離れ様としたが、彼は私の側を離れてくれない。

「お客様、この絵皿などどうでしょうか?
新しく見えますが、骨董品です。
この、お皿に書かれている絵を見てください。
可愛い女の子でしょ。
実は、このお皿の絵が後々変化していくのです。
不思議な絵皿ですよ」
「変化するってどの様に変化するのですか?」

「それは、内緒です。
お買いあげていただければ、
自然と解りますよ。
面白いですよ、この絵皿は」
と、にこやかな笑顔に騙されたのか、
私はこの絵皿を購入してしまった。
私は、部屋の片隅にこの絵皿を置いた。

描かれている絵は、
幼い女の子の可憐な姿だった。
汚れも無い、清らかな女の子の顔。
私は絵皿を見るたび、心が癒されていた。

だが、ある日突然絵皿の絵が変化したのだ!

次に続く

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