魔法瓶(1) ユニシロシリーズ(一分で読める小説)

あなたは、魔法瓶という言葉を知っていますか？
以前は使われていたのですが、
その瓶にお湯を入れておけば冷める事のない
保温性の高い瓶を魔法瓶と呼んでいたのです。
でも今回は、その魔法瓶では無く
本当に魔法を掛けられた瓶のお話。

私の名前はサリリン。
姉にサリー、母親はサマンサ
(この二つの名前に聞き覚えがある人は
結構なお年頃です)

私の知り合いに松原千恵子と言う美人の女性
がいるのですが、あなたはご存知ですか？
あの、一切表情を変えない松原千恵子さん。
私は何故か好きになってしまいました。

実は、私は魔法使いなのです。
生まれはイギリス。
そこにある、魔法使いの学校を出て一人前の
魔法使いになったのはもう100年前の事。
私は、イギリスから遠く離れた日本に来たのですが、
それは私が日本人に恋をしたからなのです。
そんな話はさておき、魔法瓶の話を
急ぎましょう。

次回に続く